夜都岐神社 (天理市)

奈良県の 夜都岐神社(天理市) を掲載しました。

奈良県天理市にある。
長柄駅の北東2Kmほどの乙木町に鎮座。
山の辺の道沿いにある神社なので、訪れる人も多い神社。
ただし、現在の山の辺の道は、
通学路として明治時代に作られたものらしいが。

169号線から51号線を超えて真っ直ぐに東に延びた参道があり、
途中に朱の鳥居と「式内夜都伎神社」と刻まれた社号標が建っている。

その参道を突き当たりに、
「山の辺の道ははるけく 野路の上に 乙木の鳥居 朱に立つ見ゆ」
と刻まれた石碑があり、左手(北方)へ進むと境内。
入口には石の鳥居が立っている。

宮山(たいこ山)と呼ばれる前方後円墳が境内。
境内の中央には萱葺の拝殿があり、拝殿扁額には「夜登岐神社」。
拝殿の後方に、朱の垣に囲まれて五つの社殿が鎮座している。
五つの社殿は中央が一番大きく、左右に行くほど小振りとなっている。

中央の大きな社殿が武甕槌神を祀る本殿。
右手の小振りの社殿が比賣大神を祀り、
その右手の、さらに小振りな社殿が境内社の琴平神社(大物主命)。

本殿の左手の小振りの社殿が経津主命を祀り、
その左手の、さらに小振りの社殿が天児屋根命を祀る。

琴平社を除く、四社殿が当社の本殿ということになる。

また、朱の垣の左手に、さらに垣に囲まれて八坂神社(牛頭天王社)があり、
その西側に鬼子母神の小祠が祀られている。

明治維新まで六十一年毎に春日大社若宮社殿と鳥居を下付されており、
現在の本殿は、明治三十九年に改築されたもの。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 10:59 PM