比志神社 (北杜市)
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山梨県北杜市にある。
中央自動車道の須玉I.C.の北東11Kmほどの須玉町比志に鎮座。
塩川に沿って走る23号線を進み、比志の集落あたりで北へ入り、塩川を渡るとすぐ、当社の杜が見える。
参道入口は西向き。
塩川に副うような境内は細長く、かつては河原、あるいは中州だったような雰囲気。
両部鳥居の右脇に「郷社比志神社」と刻まれた社号標が立っており、鳥居扁額には「国史現在 比志神社」と記されている。
鳥居をくぐり参道を進み境内に入ると神門があり、神門をくぐると正面にどっしりとした拝殿がある。
境内の左手には神楽殿。拝殿の後方、覆屋の中に流造の本殿。
本殿は室町時代の大永八年(1528)、飛騨の内匠によって造営されたものらしい。
拝殿の左手には県指定天然記念物の大スギ。
案内板には、樹齢は推定5~600年で、樹高は33mとある。
創祀年代は不詳。
社伝によると、大宝元年(701)九月十五日、比志の西北隅の御崎平に鎮座し、大永二年(1522)、あるいは正長元年(1428)、御崎平より現在地に遷祀。
大永八年(1528)、日向大和守是吉一族が本殿を改修したという。
六国史の『三代実録』貞観五年(863)十月六日に、「甲斐國正六位上比志神並授從五位下」と記されている国史現在社であり、式外の古社。