長野県にある、北野神社(栄村) を掲載しました。
東日本大震災が発生した2011年3月11日の翌朝
3月12日午前3時59分16秒、
長野県・新潟県県境付近で震度6強の直下型地震が発生。
その後も大きな余震が続き、甚大な被害を受けた栄村。
僕は現在長野県に住んでいるが、東京で東日本大震災に遭遇し、
長野へ戻るため、東京駅でJRの復旧を待って夜を過ごしていた。
朝には新幹線の点検も終わり、長野に戻れるだろうと思っていた頃
駅のテレビで、この長野県北部の地震を知った。
その地震から一カ月が経過した4月15日、栄村に行ってみた。
地震直後は通行止めだった栄村への道路も復旧しており、
4月になって暖かい日々が続いたので、そろそろ神社参拝をと思ったのだ。
カーナビによると、自宅から栄村までは約100Km。
日の出に輝く山々を見ようと早く出発し過ぎて、栄村に到着したのは朝の4時。
道路脇の空き地に車を止め、徐々に明るくなって
やがて輝きだす新潟県との県境の山並みを眺めながら朝を待った。
ということで、
当社は、長野県の栄村にある。
JR飯山線・森宮野原駅から南へ8Kmほどの北野に鎮座。
栄村は長野県の最北部に位置し、新潟県との県境に接している村。
森宮野原駅から当社へ向かう場合も、
千曲川に沿って117号線を東へ進み、一度新潟県に入って最初の信号を右折。
右折後、すぐに長野県側に戻って、
千曲川の支流・北野川に沿って507号線を南下する。
当社へ向かう車道の脇に赤い大きな鳥居が立っており北野天満温泉などがある。
参拝ついでに寄ってみたが、あいにく休館している様子。
あきらめて、当社へ向かう。
当社手前で車道が狭くなって、車道は木々に囲まれた参道になる。
境内入口には、赤い鳥居が建っており、鳥居扁額には「梅鉢」の紋。
境内には、1m以上の雪が積もっていた。
地震の倒壊対策として、境内灯籠には木で支えが付けられている。
拝殿前には大きな雪の塊があり、正面で参拝ができない状態。
拝殿の広報にある本殿の周りにも雪が積もっている。
当社境内から車道を越えて、北野川に下りると学問の橋があり
北野天萬温泉に続く道があるらしいが、その坂道に、
雪解け水が川のように流れていたので下りていない。
急に思い立ったので当社の由緒は未確認。
正式名は北野神社だが、一般には北野天満宮と呼ばれている神社。
栄村のホームページに唯一紹介されている神社なので
栄村では一番有名な神社なのだと思う。
車道や民家の周辺は、綺麗に除雪されているのだが、
神社境内のほとんどは、深い雪に埋もれ、参道も1m以上の雪で歩けない状態。
凍って固くなった雪の上を歩いていると、突然、ズボッと膝まで沈み
油断していると太股まで埋まる。
また、主要な道路はほとんど復旧されており、
亀裂は埋められ、段差も運転には支障の無い程度に修復されているのだが
少し入ると、道路の亀裂や路肩の崩落が残っており、
まだまだ多くの道路が通行止めとなっていた。