桑田神社 (篠町山本)

京都府の 桑田神社(篠町山本) を掲載しました。

京都府亀岡市にある。
亀岡駅の東3Kmほどの篠町山本に鎮座。
山陰本線の線路がトンネルを抜ける地点のそば。
亀岡盆地の西口、保津川(大堰川)を見下ろす高台の上に境内がある。

トロッコ亀岡駅から鵜ノ川を越えて東へ入った場所に境内入口がある。
木々の茂った入口に「延喜式内 桑田神社」と刻まれた社号標が立ち
階段を上ると鳥居が建っている。

鳥居をくぐり参道階段を登ると、南北に長い砂利の境内。
右手に社務所があり、さらに参道を進むと、
境内中央部分に拝殿があり、
拝殿の後方に屋根が続いて、石組みの上に本殿がある。
境内は南北に長いが、社殿は西向き。

参道には赤い旗(幟)が立っており、二匹の鯰が八の字に描かれていた。
持っている資料には記されていないが、当社と鯰は関係があるのだろうか。
写真は撮っていないのだが、手水は鯰の口から水が出ていたような。

天明年間(1781~89)に社殿が焼失したらしく、
創祀年代は不詳。

社伝によると
往古、この地は湖であったが、
矢田町の鍬山神社祭神とともに、
自ら鍬鋤を持って保津の山峽を切り開き
亀岡盆地を開拓した神を祀る神社。

式内社・桑田神社の有力な論社だが、
『篠村史』には、当社は馬堀の同名社からの分祀と記されているらしい。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 6:58 PM