春日神社 (八鹿町大江)

兵庫県の 春日神社(八鹿町大江) を掲載しました。

兵庫県養父市にある。
山陰本線・養父市の東3Kmほどの八鹿町大江に鎮座。
円山川にかかる上小田橋を渡り、川(名前はわからない)に沿って東へ。
大江の集落あたりで南の山側へ入っていく、
言葉では説明しにくい場所。

狭い道を進むと、獣除けのフェンスがあり、
さらに進むと、石垣が見えてくる。その奥が境内。
木々の影になっている参道を抜けると、
緑一色の明るく広い境内で、ささやかな感動を感じながら進む。

緑の絨毯の奥、山麓の林の前に鳥居が建っており、
鳥居をくぐり、小川を越えると、社殿のある境内。

社殿は、最近補修されたような本殿覆屋のみ。
覆屋の中に流造の本殿が安置されている。
境内右手には、境内社の祠が一つ。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 12:33 AM

守田神社 (七二会)

長野県にある、守田神社(七二会) を掲載しました。

長野県長野市にある。
長野駅の西10Kmほどの七二会に鎮座。
19号線を道なりに西へ10Kmほど進み、
瀬脇の交差点から北へ1.5Kmほど。
緩やかな坂道の途中に、当社境内の森がある。

鳥居をくぐり、参道を進むと二本の杉の巨木。
当社の御神木だそうで、長野市指定天然記念物。
参道階段を上がり、御神木の間を通ると広い砂利の境内。
なんだかスケールの大きな境内に、スケールの大きな社殿に圧倒される。

参道正面に、その大きな拝殿があり、
拝殿の後方に本殿。
もとは茅葺だったような雰囲気だが、今はトタン張。
本殿の左手に漆喰の庫があり、御神紋の梶紋が付けられている。

拝殿左手に境内社が幾つか並んでおり
「猿田彦命」と刻まれた石も建っている。

拝殿右手、社務所に繋がる渡り廊下の途中に
立派な境内社の西宮神社。
通常の神社なら、本殿にあたる規模の境内社で
さすがは、元県社だという印象。

創祀年代は不詳。

弘安元年(1278)社地崩壊により現社地に遷座。
参道の御神木は、遷座当時に植えられたものらしい。

元宮と称する古蹟には石祠があるらしいが、僕は未確認。
その石祠の場所に鎮座していたわけではなく、
地滑りで滑り落ち、止まった場所を元宮としたそうだ。

鎮座地の古間は、古沼の訛り。
石器時代の遺跡などもある古い土地。
主祭神の守達神は、建御名方命の御子神にして
当地開拓の祖神。

守田の明神、古間の明神、守田諏訪大明神などと称され
天平巳年(729)には、すでに荘厳な社殿が造営されたという。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 9:03 PM

阿遲加神社 (羽島市)

岐阜県の阿遲加神社(羽島市) を掲載しました。

岐阜県羽島市にある。
名鉄竹鼻線南宿駅から西へ1Kmほど、
JR岐阜羽島駅から北東へ5Kmほどの足近に鎮座。

境川を背にして、南向きの小さな境内があり、
参道入口は南200mほどの所。
神明鳥居が建っており、長い参道というか農道が境内まで続いている。

境内前に小さな用水路のような川があり、
その奥が境内。
境内中央に、瓦屋根の拝殿。
拝殿の後方に石組みがあり、その上に神明造の本殿がある。

参拝は、天気の良い年末の休日。
拝殿前には角松が飾られ、本殿前には日本国旗が。
境内は狭いが、植栽も綺麗に整備されて美しく、
氏子の方々に愛されている様子。

社号の「阿遲加」は「あぢか」と読む。
鎮座地の足近と同じ。
足近は、かっては足近郷と呼ばれた地域で、
海馬(あしか)とも書かれる場合があったようだ。

通称は八剣様。
社伝によると、日本武尊東征の折、
伊吹山の荒神退治へ行かれる時に、当地の霊泉にて休憩。
土地の者が御食事を差し上げたので命は大変満足したという。

後、命が伊勢国能褒野で甍ぜられ、
御子稚武彦王は深く悲しまれて、
父の憩いの地に宮を造られたのが当社の創祀。
稚武の宮とも称し、竹の宮とも称したという。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 4:30 PM

愛宕神社 (笠間市泉)

茨城県の 愛宕神社(笠間市泉) を掲載しました。

茨城県笠間市にある。
岩間駅の西3Kmほどの愛宕山(305m)山頂に鎮座。
山頂へ向かう車道の脇、
愛宕山中腹に当社の鳥居が立っている。

山頂近くに大きな駐車場があり、そこにも当社の大鳥居が建っているが、
正式な参道入口は、その駐車場より200mほど下った場所。

その参道入口(南側)からは、急な階段の参道。
鳥居脇には軍陀利明王堂があり、階段途中には百石段不動が祀られている。

駐車場側(西側)からは、緩やかな階段の参道。
入口横には、愛嬌のある餅つき道祖神。

駐車場から愛宕山山頂を北へ回り込んで車道を進むと、
当社境内に到着する(らしい)。

ということで、南側の急な階段参道から参拝を開始。
階段脇には「日本火防三山の一 愛宕神社」と刻まれた社号標があり
火防の神として霊験のある神社のようだ。

急な階段を上ると、社殿のある広い境内。
当地では有名な神社のようで、参拝客が何人か。

社殿は、入母屋造の大きな拝殿と
その後方に流造の本殿。本殿には入母屋造の屋根が設置されていた。

本殿の後方に階段があり、
階段上には愛宕神社の奥社・飯綱神社が鎮座。
手力男命を祀る飯綱神社の本殿は、精銅造の六角堂。
戦後の混乱期に破壊されたが修築され、
苔むした自然石の上にあり、厳かな雰囲気の場所だ。
六角堂の後方には、愛宕山を守護した十三人の天狗の石祠が並んでおり、
その石祠も苔むして、こちらも良い雰囲気。

愛宕山は密教系修験道の霊山。
大同元年、筑波山知足院の開基徳一大師の創建といい、
社伝によると、大同元年(806)八月二十三日の創祀。
あるいは、大同元年正月二十四日とも。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 10:32 PM

飯道神社 (甲賀市)

滋賀県の 飯道神社(甲賀市) を掲載しました。

滋賀県甲賀市にある。
飯道山(はんどうさん664.2m)の西側中腹(七丁目)に鎮座。
地図を見ると、飯道山の南側から当社東側へ通じる道があるようだが、
その道は私道のようでゲートがあるらしい。
(僕は未確認なので、ひょっとすると車で境内まで行けるかもしれない)

ということで、
飯道山の西麓、ゴルフ場の南側にある53号線から境内へ向かう。
53号線からの入口に当社の鳥居が建っているので迷うことはない。
鳥居脇の道から飯道山へ向かって登っていくと、
当社の駐車場に到着する。

駐車場から山道の参道が続き、
神社境内まで約30分の登り道。
参道脇には「一丁目」「二丁目」と刻まれた石碑が立っており、
七丁目が社殿のある境内。

駐車場の鳥居をくぐると、すぐに白鬚神社がある。
飯道山登拝のための禊の社のようだ。
山道を登っていくと、地蔵が祀られていたり
巨石が転がっていたりと、体力的には苦しいが
精神的に飽きさせない登り道。
しばらく登っていくと、参道正面に石組が見え始め、
弁天堂があれば、すぐに境内。
境内入口の鳥居をくぐると、
右手に大きな「鏡の大岩」。
境内には、この岩の他にも名前の付けられた石が幾つかある。

さらに参道を進むと「七丁目」の石碑がある場所に行者堂。
階段を上ると、社殿のある広い境内。
参拝は、年末の休日。
境内の隅には、少し雪が残っており、
山道で火照った肌に、風が心地よい。

社殿は、拝殿と後方に入母屋造の複雑な構造の本殿。
案内によると慶安三年(一六五〇)再建の華麗な本殿で
重要文化財に指定されているらしい。
丹塗りの美しい社殿なのだが、屋根に雪が残り
コントラストが強くて美しく撮れなかったのが残念。
新緑の春や紅葉の秋には、かなり美しい写真が撮れるかも。

当社社号「飯道神社」は、境内案内板によると「ハンドウ」と読む。
飯道山(ハンドウサン)の神社なので、「ハンドウ」で良いと思うが
『滋賀県神社誌』等には「イヒミチ」と書かれている。
「ハンドウ」は神仏習合時代の名残なのかもしれない。

創祀年代は不詳。
飯道寺の寺伝によると、和銅七年熊野三社を勧請したという。

式内社・飯道神社の論社、
というより甲西駅近くの針に鎮座している飯道神社を里宮とした
飯道山山上の奥宮にあたる神社。

境内左手に「行者コース」という修験の道がある。
全長350mほどの山道で、急峻な道や鎖などで進んでいくらしい。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 10:56 PM

飯道神社 (湖南市)

滋賀県の 飯道神社(湖南市) を掲載しました。

滋賀県湖南市にある。
甲西駅の南500mほどの針に鎮座。
野洲川の支流、家棟川の西側に境内があり、
参道入口は、家棟川東側にある。

その参道入口の階段途中には、「式内 飯道神社」と刻まれた石碑。
階段を上り、家棟川を渡る橋を西へ渡ると境内入口。
ということで境内入口は東向き。
鳥居の脇には「式内 飯道神社」と刻まれた社号標。

鳥居をくぐると左手に、針つどいの家があり、その奥が境内。
境内中央には舞殿のような拝殿があり、
拝殿の後方、石積みの上に、垣に囲まれて流造の本殿がある。

参拝日が、年末の夕方だったせいか
境内には派手さはなく、
ひっそりと、そしてしっとりとした雰囲気に包まれていた。

境内には、町指定文化財(昭和48年10月5日指定)の
石造宝篋印塔が、これもひっそりと立っている。

社伝によると、大同二年(807)創祀。

昔は、飯道の森(旧甲西町役場敷地、現湖南市役所東庁舎)に
鎮座していたが
明治6年、家棟川改修工事により現在地へ遷座し、
明治10年造営落成したという。

式内社・飯道神社の論社、
というより飯道山上にある飯道神社を奥宮とした
里宮にあたる神社。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 10:56 PM