杉原神社 (婦中町浜子)

富山県にある、杉原神社(婦中町浜子) を掲載しました。

富山県富山市婦中町にある。
千里駅の南東3.5Kmの浜子に鎮座。
千里駅から南へ下り、134号線に入って東へ。
井田川を渡って800mほど進むと当社境内がある。

境内は134号線に面して南向き。
境内の西側は、井田川の支流、というより用水路のような合場川が流れている。

境内入口の鳥居扁額や、鳥居右手の社号標には「杉原神社」とあり、
鳥居奥のもう一つの社号標には「梅鉢紋 越乃国延喜式内 杉原神社」。

参道を進むと境内左手に手水舎があり、正面に社殿。
拝殿は瓦葺切妻造平入りで、後方の本殿は覆屋の中。
覆屋は前面が開放された形式で、中には流造の本殿がある。

境内の社号標には、梅鉢紋が刻まれていたが、
拝殿屋根には対い鳩紋が付けられていた。
梅鉢紋は前田家との関係を示しているのだろうが、
対い鳩紋はどういうことだろう。
八幡宮を合祀したのか、八幡宮の社殿を流用しているのだろうか。

社伝によると、大宝二年(702)
婦負郡楡原の郷岩住の杉原野の石窟に創立され、
聖武天皇の御宇、天平五年(733)正一位杉原神社の神階を授与せられ、
同年六月十六日に鎮座したという。

境内由緒石碑によると、その後、当社は式内社に指定されたが、
天和二年(1682)正月二十二日、岩住村を三つに分離したため、
各村に氏神が存在するとある。

大己貴神以外の当社の祭神について。
『平成祭データ』や『富山県神社誌』には、
辺津那芸佐彦神、辺津甲斐辨羅神となっており、
海辺で穢れを祓う神々二柱だが、
境内や拝殿にある由緒では、
奥津那芸佐彦神、辺津甲斐辨羅神と奥津と辺津が混在している。
奥津那芸佐彦神と合わせて祀るなら、
同じく奥津の奥津甲斐辨羅神か、
同じ那芸佐彦である辺津那芸佐彦神の方が相応しいだろう。
ただ、やはり浜子の地名から、浜辺の神々二柱の方が正しいと思う。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 2:08 午後