香山神社 (高浜町)

福井県の 香山神社(高浜町) を掲載。

福井県の高浜町にある。
若狭本郷駅の西1Kmほどの高森に鎮座。
おおい町との境界近く、27号線の南の丘が境内。
27号線脇に当社駐車場があり、白い鳥居が建っているが
表参道は27号線に向って北向き。
駐車場からも境内に入れるが、
とりあえず、27号線から階段を上って参拝開始。

鳥居をくぐると参道が南へ続いていくが
参道は、JR線路を越える高架状態で面白い。
電車が来るのをしばらく待ってみたが、
さすがに本数は少ないようなので、あきらめて参拝再開。

参道の先に、石垣に囲まれた東向きの境内はあり、
境内の社殿は東向き。
ちなみに、この石垣は
本郷小堀の山ノ神古墳群から搬出した石材を使用しているらしい。

境内に向って左右に、同規模の社殿があり、
本社香山神社は右手(北側)の社殿。
左手は、摂社・牛尾神社(天日槍命・八王子命)の社殿。
両社の間をつないだ渡り廊下のような場所に、
境内社が並んで祀られている。
祀られている境内社は、右(本社側)から、
夷(恵美須)神社、熊野神社、事平神社、
荒神神社、瘡神神社、稲荷神社。

香山神社・牛尾神社ともに拝殿は無く、
本殿の覆屋の庇が前に延びており、その場所で参拝をする。

社伝によると
神武天皇の功臣天香山命を当地方開拓の祖神と仰ぎ、
香山(加来)山の霊地に鎮め給うという。
また、天香山命の後裔・若犬養宿祢の氏人が
養老年間(717~723)、この地に氏神として奉祀したという。

式内社・香山神社に比定されている神社で
『若狭国神名帳』に「正五位 香子山明神」にある古社。
高森に鎮座しており、高森乃宮とも称される神社。

牛尾神社は、第十一代垂仁天皇の御代、
渡来帰化した新羅国王子の天日槍命の末裔が
始祖を氏神として、延暦十年(791)頃、当地に創祀したという。
こちらも『若狭国神名帳』に「正五位 杜本明神」にある古社。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 1:05 PM