面沼神社 (新温泉町)

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兵庫県の新温泉町にある。
JR浜坂駅の南東5Kmほどの竹田に鎮座。
岸田川に沿って47号線を南下し、
9号線と合流する地点。
岸田川にかかる出会い橋の北に境内がある。

9号線から北へ入ると、山の南麓に鳥居が見える。
参道を進み、小川にかかる橋を渡ると境内。
鳥居前には「式内社 郷社 面沼神社」と刻まれた
新しい社号標が建っている。

神社社格制度が廃止されたため、
通常、神社境内入口にある社号標は
「村社」「郷社」などの旧社格は刻まないか
昔の痕跡を消していることが多いのだが。

鳥居をくぐると階段上に社殿。
拝殿の後方に覆屋に納まった本殿がある。

創祀年代は不詳。
式内社・面沼神社に比定されており、
二方郡の総社であった古社。

鎮座地の字は、米持(めじ)といい、
当社の鎮座する山麓の丘は面治山と呼ばれており、
当社も、米持大明神とも、面治(めじ)大明神とも称していた。

境内左手には、「めぬ池」るいは「茗荷池」と呼ばれる小さな池。
毎年、陰暦正月七日辰の刻、
この池の中にある小島に茗荷が三茎生えるといい、
これを摘んで、神前に供え、
その後、庶民に拝観させる古式があったようで
当社の通称は、「茗荷さん」。
その茗荷の色で、その年の豊作を占ったそうで
当日は女人の参拝は禁止されていたという。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 12:04 AM