藤戸社 (新発田市)

新潟県にある 藤戸社(新発田市) を掲載しました。合計1818社。
♪いやいやいやいやーん、なんてね。

新潟県新発田市にある。
JR羽越本線・加治駅の南東3Km、
加治川の北にある東宮内に鎮座。
佐々木加地氏の本城である、
加地城のあった要害山に続く西の山の上。

車道から田の農道の奥、山の麓にかすかに赤い鳥居が見える。
参拝は八月中旬の休日。青々とした農村風景。

入口周囲は雑草の叢。
ただし、雑草に覆われているのは鳥居の足元だけで、
奥に続く参道石段は、比較的綺麗だった。
前日に降った雨のせいか、石段は湿っており、
滑らないように注意して登る。

長い石段を登ると、途中にも赤い鳥居が建ち、
参道は暗いが、開けた境内は明るかった。
境内中央に大きな拝殿。
後方石段の上に、流造の小さな本殿がある。

当社を建立した佐々木盛綱は、源平の藤戸合戦で名を上げた武将。
藤戸社の社号は、その備前の地名(倉敷市藤戸町)から取られたらしい。

藤戸合戦とは、寿永三年(1184)、
倉敷沖の藤戸(児島)に陣を構える平家を攻めあぐねていた源氏にあって、
海峡に浅瀬の存在を知った佐々木盛綱が、騎馬で海峡を渡り、
先陣をきって、平家を屋島まで敗走させた戦い。
能の演目(『藤戸』)にもなっている有名な話らしい。
僕は、知らなかった。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 9:17 AM