櫛色天蘿箇彦命神社 (浜田市)

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島根県浜田市にある。
久代駅の北西300mほどの久代に鎮座。
9号線から久代川を南へ100m遡り、
旧県道を西へ200m進むと、道路の南側に境内がある。

境内は山麓の森。苔むした階段を登ると鳥居。
懐の深い境内で、中央に堂々とした社殿が立っている。

当社の社号・櫛色天蘿箇彦命神社は、
「くしろあめのこけかひこのみことじんじゃ」と読む。
一般には、櫛色神社と略称されている。

創祀年代は不詳。

『石見年表』には、
「大同二年(807)三月櫛色天蘿箇彦命神社ヲ遷」とある。
祭神は、櫛色天蘿箇彦命。
石見の海岸部を根拠地とした櫛色一族が、
その祖を祀った神社らしい。
櫛色天蘿箇彦命は、彦竟邪都命(比古意邪豆命)とも呼ばれ、
天足彦国押人の後裔。
ただし、境内の案内にあるように、彦竟邪都命住吉大神と書かれ、
住吉大神と同神とする説もあるようだ。

元は、久代字稲葉に鎮座していたが、
大正七年、火災により全焼したため、
大正十年、現在地に再建・遷座された。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 7:03 PM