御嶽神社里社本社 (黒沢口)

長野県にある、御嶽神社里社本社(黒沢口) を掲載しました。

長野県の木曽町にある。
中央本線の木曽福島駅から西へ12Kmほどの三岳に鎮座。
木曽福島駅から19号線を南下し、木曽川と王滝川が合流するあたりで西へ。
王滝川に沿って20号線を進むと、木曽町役場の三岳支所があり、
さらに西へ1Kmほど進み、王滝川の支流、西野川を渡ると正面に当社の社域。

道路の北側には「太陽の丘公園」「お祭り広場」などがあり、
入口付近に当社の社務所。広い駐車スペースの奥に木曽御嶽本教総本庁や御祓殿がある。

参拝は十一月二十九日の早朝。車を降りると冷たい空気に身が引き締まる。

境内入口には二基の灯籠が立ち、鳥居の右手に「御嶽神社」と刻まれた社号標。
左手に手水舎があるが、小さな氷柱が出来ていた。
冬には凍ってしまうんだろうな、などと考えながら階段を上ると、社殿のある狭い境内。
拝殿・本殿は神明造。現在の社殿は、明治七年に関東巴講により造営されたもの。

簡素というか、とてもシンプルな境内だった。

当社は御嶽山(3067m)を奉拝する里宮の一つ。

御嶽山への一般的な登山口は、黒沢口と王滝口にあり、
黒沢口側では、御嶽山頂上剣ケ峰の頂上奥社と里社若宮、
そして里社本社である当社の三社を総称して御嶽神社(奥里三社)と呼び、
王滝口側では、王滝口頂上本社と里宮の二社。
だが、他にも別殿や遥拝所など、御嶽山全体に多くの関係社や史跡が点在している。

黒沢口御嶽神社の由緒によると創祀は光仁天皇宝亀五年(774)。
信濃国内に悪疫が流行した際、信濃守石川朝臣望足が御嶽に登山し、
大己貴命、少彦名命の二神を祀り、疫病除祓を祈ったのが起源。

翌年の宝亀六年(775)に黒沢口に当社・里社本社が造営された。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 12:15 AM