武田神社 (甲府市)

山梨県にある、武田神社(甲府市) を掲載しました。

山梨県甲府市にある。
甲府駅の北、約2Kmほどの古府中町に鎮座。
武田通りと呼ばれる大通りを進んでいくと突き当たり、国指定史跡の武田氏館跡、躑躅ケ崎の西方にあることから通称、躑躅ケ崎館跡の中にある。

当社祭神である武田信玄公の父・信虎が、永正 十六年(1519)に石和から当地に館を移し、その後、信玄・勝頼と武田家当主の館であったところ。
境内には、信玄公が使用したという井戸や、息女の産湯に使ったという姫の井戸などが残されている。

躑躅ケ崎館は、一辺が約200mの正方形の主郭(現武田神社)を中心に、その回りのいくつかの副郭とによって構成された平城形式だったそうだ。
ということで、外観は神社というより城跡。
お濠にかかる神橋を渡り、階段を上ると石垣の上に広い境内。
参道の左手には芝生が広がり、甲陽武能殿や榎の下に祀られた榎天神。
参道には風林火山として有名な「疾如風徐如林侵掠如火不動如山」と染められた幟が立っている。
あいにく当日撮った写真では幟が裏向きになっていたので、画像を反転して下に掲載してみた。

参道を進むと鳥居があり、鳥居の奥に当社の社殿。
拝殿は入母屋造。拝殿の後方に中門があり、垣に囲まれた流造の本殿。
社殿の右手には白山社(歯の神様)が祀られ、宝物殿の前にはキティ石像がある。

参拝は四月後半の早朝だが、観光客だけではなくジョギングや散歩の途中に参拝する人も多く、甲府市民の生活に不可欠な存在なのだろう、などと考えながらの参拝。

当社祭神は戦国武将の武田信玄公(武田晴信命、「信玄」は出家後の法名)。

大正四年十一月一日、大正天皇御即位に際し、信玄公の偉徳を賞せられ特に従三位を追贈せられたるを以って神社創建の議が熟し、官民有志一致協力のもと、大正六年七月十七日、信玄公居館の地を鎮座地と定めて神社創建を願い出、同年九月十七日内務大臣より創建許可、大正八年四月十一日社殿落成、鎮座祭を執行。
信玄公の命日である翌四月十二日を例大祭と定めたという。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 1:26 PM