子持神社 (渋川市)
群馬県の子持神社(渋川市)を掲載しました。
群馬県渋川市にある。
渋川駅の北9Kmほどの中郷に鎮座。
子持山(1296m)の南麓、参道入口の大鳥居から1.1Kmほど北上すると、
狭い車道の西側に境内がある。
また、本社からさらに2Kmほど登った子持山の中腹の岩の窪みに奥宮が鎮座。
到着した時は夜明け前でまだ真っ暗だったので、
とりあえず、奥宮まで車で登ってみた。
狭い車道をゆっくりと登って行くと、ヘッドライトの先に鹿のような動物が慌てて逃げて行く。
車道の突き当たりに車を停められる場所があり、子持山への登山口になっている。
しばらく車の中で待ち、明るくなって来た頃に参拝開始。
と思ったら熊出没の注意書きがあったので、あわてて車に常備している熊除けの鈴を腰に付けた。
登山口から少し入った場所に屏風岩という巨大な岩があり、
小さな鳥居が立っていた。
登山道をさらに登ってみようかとも思ったが、
登山が目的ではないし、熊が出ると嫌なので止めた。
車を停めた場所から少し下ると、車道の脇に赤い鳥居の奥宮がある。
社殿は斜面の上の方、岩の窪みにある。
赤い社殿の下に薪が積まれていたが、火を用いる神事でもあるのだろうか。
奥宮への参拝を終え、車道を下って本社へ戻り、車道脇に車を停めて参拝を開始。
参道を進むと「子持神社」と刻まれた社号標。
さらに進むと赤い鳥居が立っており、参道左手に手水舎がある。
境内は広く静か。
境内左手に神楽殿があるが、例祭日には神楽が奉納されるらしい。
拝殿は銅板葺入母屋造平入りで、後方の本殿は神明造と流造を足したような形状。
社頭の由緒書によると昭和31年に再建されたものらしい。
本殿の右手に、御足形のある石が置かれている。
昔、当社が火災で焼けた時、御祭神が奥宮へ非難した際に
ついた足形だと伝えられているようだ。
ちゃんと五本指の跡まで残っていて面白い。
創祀年代は不詳。
一説には崇神天皇の御代とも、嵯峨天皇の御代とも伝えられる古社で、
上野国神名帳に「従五位上兒持明神」とある神社。
また、日本武尊が東征のおり、木花開耶姫命他七柱を祀ったとも。