稲毛神社 (川崎市)

神奈川県にある稲毛神社(川崎市) を掲載しました。

神奈川県川崎市にある。
川崎駅から東へ500mほどの宮本町に鎮座。
市役所通りと第一京浜(15号線)との交差点の北側に境内がある。

境内入口は西側と南側にあり、第一京浜脇の南側入口には大きな鳥居が立っている。
西側参道入口には「郷社稲毛神社」、南側(第一京浜側)参道入口には
「稲毛神社」と刻まれた社号標が立っている。

南側の大きな鳥居をくぐり参道を進むと左手に手水舎や神楽殿。
右手に境内社が並び、さらに進むと垣に囲まれて社殿がある。

社殿は東向き(やや南寄り)。
社殿の前に享保三年(1718)建立の大鳥居。
大鳥居の奥に鉄製の扉があり、その奥にコンクリート造の社殿がある。
拝殿は神明造平入、後方の本殿も神明造。ともに銅板葺のようだ。

社殿の前には、左右に天地睨みの狛犬。
右は背伸びして天を祓い、左は伏せて地を祓う姿。
上半身の願いは右の狛犬を、下半身は左の狛犬を撫でて願うらしい。

社殿の正面には立派な御神木の大銀杏(樹齢一千年)があり、
その周囲の柱の上に十二支の像が置かれ、銀杏の周りを回って
御神木大銀杏十二支めぐりをするようだ。

また、社務所の横には旧御社殿跡。
旧御社殿は、江戸中期の宝永年間に田中田中休愚によって造営された建物だが、
昭和二十年の空襲により灰塵と記してしまった。
境内には、その田中休愚が享保十四年(1729)川崎宿鎮守山王社(現稲毛神社)に
奉納した手洗石や、小土呂橋遺構などがある。

参拝は三月後半。
横浜から上田市に戻る途中に途中下車して参拝。
電車の時刻が気になったので、御朱印などは割愛したが
今は、ちょっと後悔している。

創祀年代は不詳。
社伝によれば、第十二代景行天皇東国御巡遊のおり、当社にて賊難を避けられたといい、
第二十九代欽明天皇の御代、この地方に動乱が絶えなかったため、
天皇は当社に幣帛・七串を奉り、新たに経津主神、菊理媛神、伊弉諾神、伊弉冉神を配祀し、
社領を寄進して勅願所とした。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 8:45 PM