河内神社 (沼田市)
群馬県の河内神社(沼田市)を掲載しました。
群馬県沼田市にある。
上越線・沼田駅の北方、地図上の距離で10Kmほどの
宇楚井(うそい)町に鎮座。
みなかみ町と沼田市の境にある三峰山(1123m)の中腹に境内がある。
沼田駅から三峰山を目指して北上し、
関越自動車道を越えて道なりに上って行くと
車道の突き当たりに広い駐車場がある。
その駐車場からさらに0.9Kmほど歩く。
駐車場からしばらく舗装された道を歩いて上る。
この道は山上で作業する人達の車道のようで
車道の終端にはUターン用のスペースしかなく、
駐車できないので歩くしかない。
その道の途中に天狗岩入口という看板が出ていたが
先の道が良く見えなかったので無視して上る。
舗装された車道の終端に、二つの祠。
一つは吾妻という社号を確認したので、駐車場脇の由緒にあった
吾妻谷社だと思う。もう一つが雷電社だろうか。
その祠の脇から、未舗装の狭い山道を上って行く。
歩きにくい山道だが、道の脇には大きな岩があり、面白い。
途中、休憩して水を飲んでいると、上の方から鈴の音。
三峰山登山を終えた人達が熊除けの鈴を付けて下って来る。
用心のため、僕も持参の鈴を腰に付けて登って行く。
山道の突き当たりに石の階段があり、階段上に鳥居。
鳥居をくぐると当社の境内。
中央に黒い入母屋造の屋根に渋い赤色の拝殿。
拝殿の後方には、これも入母屋造の美し本殿がある。
通称は三峰様。
創祀年代は不詳。一説には二條天皇平治元年の創祀と伝えられ、
あるいは、『上野国神名帳』に「従三位 大社明神」とある古社。
河内の社号は、『全国神社名鑑』などの資料によると、
利根川と片品川の内にあるためとある。
ただし、駐車場脇の由緒書きによると、
社頭の宮下氏の祖である宮部右馬頭藤原義信は河内国の領主であったので、
河内国から河内国一宮の枚岡神社を勧請したことからとある。