品川神社 (品川区)

東京の品川神社(品川区) を掲載しました。

東京都品川区にある。
京浜急行の新馬場(しんばんば)駅の北西100mほどの北品川に鎮座。
駅を出て、第一京浜を渡ると、境内入口の鳥居が建っている。

当社の鳥居には左右の柱に双龍の彫刻が施された珍しい形式。
左の柱に昇龍、右の柱に降龍が参拝客を迎えてくれる。

鳥居の右手には「元准勅祭品川神社」と刻まれた社号標。
鳥居をくぐり、参道の階段を上ると境内だが、
参拝当日には、階段から境内の右手で、樹木の枝葉を落とす作業をしており
階段の中央に赤いコーンが並んでいた。

階段の中ほどから、左手にゴツゴツした富士塚がある。
明治二年、北品川宿の丸嘉講講中三百人によって造られたもので
神仏分離で破壊されたが、明治五年に再築され、
大正十一年、第一京浜国道建設にともなって移築されたもの。
階段を上ると富士塚の脇に境内社の浅間神社が祀られている。

参道を進むと幾つかの鳥居があり、正面に入母屋造の拝殿。
屋根は青い銅葺きで、柱は朱。壁は白くて堂々とした構え。
拝殿の後方には流造の本殿がある。

本殿の裏手から南側に、板垣退助の墓所がある。
「吾死スルトモ自由ハ死セン」という言葉で有名な明治の政治家。
板垣退助の他にも幾つかの墓が並んでいるが、板垣家縁の墓だと思う。
その場所は、元は東海寺塔頭高源院の敷地だったが
関東大震災後に高源院は移動され、この墓所だけが残されたらしい。

拝殿の右手には、阿那稲荷神社が祀られている。

阿那稲荷社は、上社と下社に分かれており、
下社の社殿内に、八百萬神社・大國主恵比須神社・天王白龍辨財天社の
三つの祠と、一粒萬倍の泉がある。
上社は天の恵み、下社は地の恵みと霊泉で、天・地・水の恵みを祀ったものらしい。
一粒萬倍にはザルが置かれていて銭を洗うと、
文字通り「萬倍」になるらしいので、持っていた小銭を洗ったが
紙幣を洗えば良かったかもしれない。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 2:35 AM