2010年3月21日
御笏神社 (三宅島)
「神の系譜 竜の源 新羅」には多くの寺社の名前や由来が登場します。
ということで、登場した神社の中で、『玄松子の記憶』に掲載していなかった神社を記念に掲載します。
三宅島の御笏神社(三宅島) を掲載しました。
東京から180Km南にある三宅島にある。
当社は三宅島の北部にあり、
三宅島を循環する212号線に面して北向きの境内がある。
212号線の北側には、島役所跡。
伊豆諸島最古の木造建築らしく、雰囲気のある建物。
その前庭には、捻じれたビャクシンの古木があり、
当社参道が、南へ続いている。
島役所は、もともと東郷に鎮座していた当社の近くにあったが、
当社の遷座とともに現在地に移転されたもの。
前庭のビャクシンは、移転当時に植えられたものらしい。
島役所跡から212号線を渡ると当社境内入口がある。
鳥居をくぐると、左手に祖霊社があり、参道を進むと境内。
参拝した時は、残念ながら拝殿が修築中で
社殿は足場に覆われていた。
拝殿の右手に、古社の雰囲気に似合わない三角柱の石碑が立っている。
本殿などの寄進者の名を刻んだものだが、ちょっと違和感。
拝殿の後方に、狭い階段が上へ延びており
階段上に、綺麗な本殿が鎮座している。
創祀年代は不詳。
式内社・佐伎多麻比咩命神社に比定される古社。
祭神の佐伎多麻比咩命は、三島大神の3番目の后。
『三宅記』によると、
「なこ・かね・やす・てい・したい・くらい・かたすけ・ひんすけ」
の八人の王子が三宅島に居るらしい。
佐伎多麻比咩命神社の「佐伎」に、尊称の「御」が付き、
さらに変化して「御笏」になったとも、
古笏を神体として祀ることから「御笏」と称するようになったとも。
A. 掲…掲載 — gensyoushi 3:24 AM