2010年3月16日
志理太乎宜神社 (東伊豆町)
静岡県の志理太乎宜神社(東伊豆町) を掲載しました。
静岡県の東伊豆町にある。
伊豆半島の東側にあり、伊豆急行の片瀬白田駅の西。
135号線がカーブしている場所に、
道路に面して東向きの境内がある。
地図には「来宮神社」とあり、
鳥居扁額には「来宮社」、拝殿扁額には「来宮神社」と記されている。
鳥居をくぐると、広場のような境内。
参拝は正月二日だったためか、境内にはいくつかの提灯が飾られていた。
境内の西奥、一段高い場所に社殿。
拝殿は瓦葺入母屋造で、後方の覆屋の中に本殿がある。
案内によると、覆屋内部には二棟の流造社殿があるらしく
一方は、別殿の五十猛命を祀ったもののようだ。
本殿は、江戸時代中期の作。
拝殿は、明治三十九年十一月に新築され、
その後、数度の修築を経て、平成四年十月十日に大改修を実施したらしい。
創祀年代は不詳。
棟札によると、康永二年(1343)に再建されたようだ。
式内社・志理太(乎)宜神社の論社とされる神社。
祭神の志理太乎宜命は、
三嶋大神(事代主命)と第三后(佐伎多麻姫命)との間に生まれた
八王子の中の第五王子。『三宅記』には「志たひ」と書かれている神。
因みに八王子とは、
一に「なこ」、二に「加禰」、三に「やす」、四に「てい」、
五に「志たひ」、六に「くら井」、七に「かたすけ」、八に「ひんすけ」という。
鎌倉末期の『三宅記』には、
この八王子は三宅島の丑寅(東北)に生まれたとあり
志理太宜神社(志たひ)は、椎取(しいとり)神社であると考えられている。
A. 掲…掲載 — gensyoushi 2:06 AM