六所神社 (鶴岡市上藤島)

山形県にある 六所神社(鶴岡市上藤島) を掲載しました。合計1805社。

山形県鶴岡市(旧藤島町)にある。
藤島駅の南300mほどの上藤島に鎮座。
境内のそばに藤島川が南北に流れている場所。

境内入口は南側。
間口の広い境内で、垣などに囲まれていないが、
木々が多く、緑の境内。

社殿の屋根の上が、物見櫓のように飛び出した建築。
といっても窓があるわけではなく、
神紋らしき三つ巴の彫刻が付けられている。
現代の建物なら、時計などを設置するだろうと思われる形式。
この様式をなんと呼ぶかは知らないが、面白い。
社殿そのものは、あまり古い印象ではないが、
昔からの伝統の様式なのかもしれない。

桓武天皇の御代、延暦十三年(794)の創祀。
社伝によると、出羽国総社として国司奉幣の古社である。
藤島町は、和銅元年、出羽郡出羽国が置かれた地。

『日本「神社」総覧』には、出羽国総社として
藤島町(現鶴岡市)三和の六所神社が記載されているが、
該当する神社に参拝した感じは、総社の雰囲気ではなかった。
もちろん、現在寂れているからといって、
古代から、そうだったと決め付けるのは良くないが、
違和感を感じていた。

その後、『平成祭データ』記載の当社由緒に
出羽国総社という文字を発見し、参拝してみた。
印象で語ると、やはりこちらが総社だと思う。

境内の左手に、言われなければ気づかないような低い塚がある。
そのそばに「伝、一品守永親王御陵花山院」と書かれた標が立っている。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 9:13 PM