大森神社 (南砺市)

富山県にある、大森神社(南砺市) を掲載しました。

富山県南砺市(旧井波町)にある。
南砺市役所井波庁舎の南西2Kmほどの谷に鎮座。
21号線を南西に進み、谷のあたりで南へ入った場所に境内がある。

境内入口は北西向き。
鳥居の右脇に「大森神社」と刻まれた社号標が建っており、
左手には庚申塔のような彫刻のある石碑。
炎が見られるのでひょっとすると不動明王かもしれない。

鳥居をくぐると正面に社殿。
拝殿の前面はガラスで覆われており、中を覗くと「大森神社」と記された扁額。
拝殿後方の本殿は覆屋の中で確認できなかった。
拝殿の左手に境内社のようなお堂のような社殿があるが詳細は未確認。

参拝は晩秋10月後半の朝。
社殿の後方から、朝日が射し込んで、なんだか神々しい。

創祀年代は不詳。
井波八幡宮の由緒によると、往古、八乙女の山頂近くの神陵と崇められた双陵
(荊塚ともいわれ、また古く鳥居が並び立っていたとかで二有鳥居塚、
後の人誤って二羽鳥塚、鶏塚)に向って正面、
山斐郷西井波の地内、谷の大森に鎮座していたといい、
その頃の谷の社地は大樹鬱蒼としていたから大森と呼ばれたとか。

明徳四年(1393)頃、山城国綴喜郡男山八幡を勧請し、
本殿を建築して以降、八幡宮と称されるようになった。
式内社・荊波神社の論社の一つである古社。

正保二年(1645)、近郷四十八カ村の惣社であった当社は
井波城跡の東井波に、井波八幡宮として奉遷されたが、
その後も祭祀は継続され、明治になって村社に列せられた。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 4:44 PM