宇爾櫻神社 (明和町)

三重県の宇爾櫻神社(明和町) を掲載しました。

三重県の明和町にある。
近鉄山田線斎宮駅の南2Kmほどの有爾中(うになか)に鎮座。
37号線と530号線が交差する有爾中交差点から南西へ入った場所。
ゴルフ場の北側にある丘の上に境内がある。

境内入口は東向き。当社には参道が二つ10mほど離れて平行にあり、境内に向って左手の参道を上ると境内の左端に出るが、右手の参道入口には「延喜式内宇爾桜神社」と刻まれた社号標があり、参道を上ると社殿正面に出るので、右手が表参道なのかもしれない。

ということで鬱蒼と茂る木々の表参道を上ると丘の上に広い境内。
境内右手に祓所や神宮遥拝所があり、参道正面に当社社殿。
社殿の左手に境内社の桜宮と豊玉姫命を祀る祠がある。

拝殿は瓦葺平入で前に木製の鳥居が立っている。
拝殿の後方に、少し離れて垣に囲まれた神明造の本殿がある。

参拝は三月中旬の午前。まだ少し寒い時期。
社名から、桜の季節には美しい境内なのだろうと想像しながらの参拝。
樹に詳しくないので、境内に桜の木があるかどうかは確認していないが。

創祀年代は不詳だが、
式内社・宇尓櫻神社に比定されている古社。
平安時代には神宮の祈年祭や新嘗祭に預かり、座別祭料として絹、木綿、麻、庸布、楯、鰒などが供進されていた。

江戸時代には有爾中村の北部に鎮座し、櫻宮、あるいは櫻社と呼ばれていたが、田圃に接して神域を穢すおそれがあるとして、明治六年八月十五日に現在の合戦田の地に遷座。当地に祀られていた天王社を合祀して櫻神社と改称。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 11:00 PM