藤武神社 (北杜市)

山梨県にある、藤武神社(北杜市) を掲載しました。

山梨県北杜市にある。
中央本線長坂駅の南西、直線で1Kmほどの長坂町中丸に鎮座。
606号線だと2Kmほどの距離にあり、606号線から少し北へ入った場所。

境内入口は南向き。
参拝は四月の後半、鳥居の脇にはまだ桜が咲いていた。
鳥居をくぐると、鬱蒼と樹木の茂った境内。
参道を北上すると、右手に神楽殿、左手に社務所があり、正面に社殿。
拝殿は入母屋造平入りで、後方の本殿は覆屋の中。

社殿の左手から後方に、境内社の石祠が並んでいるが詳細は未確認。

参道の途中、左右に丸いモノが置かれていた、というより埋まっていた。
鳥居の脚部だけ、という感じだが、なんだろう。
昔は鳥居が立っていたんだろうか。

社伝によると、景行天皇四十年、日本武尊東征の時、この地に至りて、軍旅に携えていた竹の鞭(むち)を埋めて一社を創建したという。
ゆえに、鞭竹神社と称していたが、後世、転訛して藤武と称するようになった。

往古、中丸近郷を城山と称していた頃、建御名方命を勧請した。
一説には、鳥久保に古宮と称する場所があり、その地から祭神を遷し祀ったとも伝えられている。

『甲斐国社記寺記』には、祭神は事代主命と記され、光孝天皇仁和元年(885)閏三月二十七日に從五位下を授けられたとあり、当社は、六国史の『三代実録』記載の藤武神で国史現在社であり、式外の古社であるという。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 5:20 PM