火地神社古社地 (明和町岩内)

三重県の火地神社古社地(明和町岩内) を掲載しました。

三重県の明和町にある。
参宮線・多気駅の東2Kmほどの岩内に鎮座。
119号線から529号線へ進み、岩内に入って北の小道に入ると、
狭い道に面して、松高山光安寺が鎮座。その光安寺の入口階段を上ると、
右手に東向きの小祠がある。それが当社・火地神社。

2014年の参拝だが祠は新しい。最近新築された様子。
祠の前には二基の灯籠と鳥居が立っており、
鳥居の前に「禁殺生」「火地神社」と刻まれた石標。
小さな手水鉢も置かれている。

当社の社号「火地」の読みに関しては、 資料によって「ひち」「ほち」「ほと」などがあるようだ。

創祀年代は不詳。
式内社・火地神社の論社だが、現在は竹神社に合祀されているので、
当社は古社地ということになる。

『式内社調査報告』によると、岩内の地名が俗に「伊保知」と読まれ、
式内社・火地神社の論社となったという。

もとは光安寺の裏側、城山にあったが
天文年間北畠倶教が光安寺の前身・観音寺を建立。
寛文二年、光安寺として再興され、境内に火地神社が移転。
神社跡地は畑になっているらしい。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 7:15 PM