坂本神社諏訪社 (中津川市)

岐阜県の坂本神社諏訪社(中津川市) を掲載しました。

岐阜県中津川市にある。
美乃坂本駅の南、直線距離で2.5Kmほどの茄子川字津戸井に鎮座。
19号線から北へ入った場所、東へ行くと中津川公園がある。

参道の入口は北向き。
大きな鳥居が立っており、鳥居の奥は木立の参道。
参道を抜けると小さな橋。橋を渡った森が当社の境内。
境内入口に鳥居が立ち、鳥居の脇には
「式内坂本神社」「坂本天満宮」と記された社号標がある。
鳥居扁額にも「坂本神社」とあるが、
当社の正式名は諏訪神社。ただし、境内入口の由緒石碑などには
「坂本神社諏訪社」とあるので、当サイトでも坂本神社諏訪社としておく。

境内入口の鳥居をくぐり参道を進むと、もう一つの鳥居。
さらに進むと直会殿があり、直会殿の前から左手に参道階段を登って行く。
階段上には神楽殿があり、さらに階段を上った場所に当社の社殿が並んでいる。
つまり、社殿の向きは西向きなのだ。
拝殿は壁の無い形式で、拝殿の奥に流造の本殿がある。

参拝は晩秋の朝。
枯葉の散った境内は茶色くて美しい。
境内には何本もの立派な御神木があり、根元の苔も美しい。

社伝によると、文武二年(698)の創祀。
当時は豊城入彦命を祭神とする坂本神社として、
現在地の北1Kmほどの深沢に鎮座していたという。

延喜式にも記載される大社であったが、
延文二年(1357)三月野火のために焼失し、現在地に遷座。
建御名方神外二柱を奉斎し、江戸時代の延宝・慶長以降修復を加へて
諏訪神社と称するようになったという。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 7:26 PM