神坂神社 (阿智村)

長野県にある、神坂神社(阿智村) を掲載しました。

長野県の阿智村にある。
阿智村役場の西12Kmほど、中央道の園原I.C.からは3.5Kmの智里に鎮座。
岐阜県との県境、神坂山(1684m)の南東側麓。
古代の東山道最大の難所といわれた神坂峠への登り口に境内がある。

園原I.C.から西へ、信濃比叡と呼ばれる広拯院月見堂を通過して
整備された車道を上って行くと到着。
社前には広い駐車スペースもある。

当社の正式名は「神坂(みさか)社」のようだが、
境内の鳥居や由緒書きには「神坂神社」。境内入口の社号標には「神御坂神社」とある。

参道を進むと右手に大きな石。
境内の由緒書きに日本武尊の腰掛石とも古代祭祀の磐座ともいう大石とあるが
この石のことだろうか。

さらに参道を進むと鳥居が立っており、階段の上に当社の社殿。
社殿の前や右手に巨木が聳えており、まさに神域といった感じ。
社殿そばの日本杉は、もとは二本あったが明治二十五年の暴風雨で倒れ、
その年輪では樹齢二千年以上だったらしい。
日本武尊が食事に使った箸をさしたところ巨木に成長したという伝承がある。

境内の左手奥に古代東山道の細い山道が続いている。
県境の神坂峠まで3.5Kmほどの自然歩道らしい。
徒歩で約3時間らしいので今回は断念した。

創祀年代は不詳。
住吉様とも称される神社で、墨江三前大神を主祭神とする神社。
一説には、筑前国を本拠とする安曇族が当地に移住し、峠の下に海神を祀ったという。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 3:15 PM