放生津八幡宮 (射水市)

富山県にある、放生津八幡宮(射水市) を掲載しました。

富山県射水市(旧新湊市)にある。
万葉線・東新湊駅の北西5・600mほどの八幡町に鎮座。
新湊漁港を背にする位置に広い境内がある。
海に近いせいか、境内は砂地。
昔は日本海の海風に曝されていたのだろうか、
などと考えながら参拝開始。

境内入口は西向き。
脚の部分を金属で補修された木造の大鳥居をくぐると境内。
そのまま正面(東)へ進むと突き当たりに大友家持を祀った祖霊社。
左手に曲ると鳥居が立っており、奥に大きな社殿がある。

拝殿は瓦葺入母屋造平入、本殿は銅板葺流造。
本殿の周りには松の木が茂っている。

拝殿の縁側の部分に大きな狛犬が一対。
参拝は七五三の季節で、拝殿ではお祓いの最中だったので
遠慮して、しばらく待ってから撮影するつもりだったけど、
お祓いが終わった時に御朱印をいただいたので、
狛犬のことはすっかり忘れ、残念ながら写真はない。

境内には大友家持の歌碑がある。
「東風伊多久布久良之 奈呉乃安麻能 都利須流乎夫禰 許藝可久流見由」
(安ゆの風い多久吹くら志 奈呉能海人農 釣春流小舟こ幾隠る見遊)。

また、松尾芭蕉が「奥の細道」の行脚に放生津を通ったとき詠んだ句碑も。
「早稲の香や分け入 右は有磯海」。

社伝によると、天平十八年(746)七月、大友家持が越中国司として赴任し、
天平勝宝三年(751)小納言に昇進、都へ帰るまでの五年間を高岡市伏木の国庁に在任。
奈呉浦の勝景を愛し、豊前国宇佐八幡宮の分霊を勧請して奈呉八幡宮とした。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 3:09 PM