高崎神社 (高崎市)
群馬県の高崎神社(高崎市)を掲載しました。
群馬県高崎市にある。
高崎駅の北西1.5Kmほどの赤坂町に鎮座。
高崎駅から西へ向かい、市役所前を通過して北上すると道路の西側に境内がある。
境内入口は東向き。
境内には立派な結婚式場がある。
というより結婚式場の北脇の奥に境内があるという感じだろうか。
社殿の前には石鳥居が立っており、鳥居の脇が驚いたような顔の狛犬が面白い。
高崎神社公式サイトによると、その狛犬のそばに「和田の立石」があるということだが
参拝時に気付かず、残念ながら写真はない。
「和田の立石」は高崎城城主和田氏が愛した三つの石「和田三石」の一つで、
他の二石は「上和田の円石」「下和田の方石」というらしい。
社殿全体はコンクリート造りで、鉄筋の駐車場の上にある。
『全国神社名鑑』に載っている写真では通常の境内なので、
その後、このような形態に改築されたのだろう。
鳥居をくぐり階段を上ると手水舎があり、右手に曲ると
冠木鳥居(というのだろうか)の奥に拝殿。
拝殿の後方、少し離れた場所に本殿がある。
参拝は晩秋、十一月の午後。七五三の季節で拝殿内ではお祓いの最中。
拝殿脇から本殿の前まで緋毛氈(赤いカーペット)の道があったが
七五三などの正式参拝では本殿まで行くことができるのだろうか。
当社は、もと熊野神社と称し、後嵯峨天皇の寛元元年(1243)
和田八郎義国の裔である和田城主・和田小太郎正信が
相模国三浦より和田城内榎の森に、和田氏の鎮守である
熊野・二宮・御霊の三社を勧請したのが当社の創祀。
『明治神社志料』によると、明治に合祀された下並榎鎮座の村社・神明宮は
『上野国神名帳』に「従五位上 榎本於神明神」とある古社だそうだ。
ただし、地図を見ると並榎町に神明神社が現存するのだが
古社地に分離独立したか、あるいは末社として再建されたのだろうか。
あるいは全く関係ない社なのだろうか。残念ながら確認できていない。