箭代神社 (氷見市)

富山県にある、箭代神社(氷見市) を掲載しました。

富山県氷見市にある。
氷見線・氷見駅の北5.5Kmほどの北八代に鎮座。
160号線を北上し、阿尾あたりで北へ入り、
阿尾川を渡って2~300mほどの場所に参道入口があり
道路から西へ入ると、社号標と鳥居が立っている。

鳥居をくぐり参道を進み、赤い欄干の橋を渡ると社域の森。
参道を進み、左手へ進むと社務所。右手に手水舎と神輿庫。
参道を直進すると当社の社殿。

拝殿は瓦葺の切妻造・平入り。
拝殿の後方には瓦葺・流造の本殿。
本殿の左手には神饌所がある。

本殿の後方から北を眺めると、小さな丘がある。
中山と呼ばれるこの丘の上に当社の古社地が”あった”。

『式内社調査報告』には古社地に、
鳥居と社殿(感之社)が残っていると記されていたので行ってみた。
中山の西側に山へ入る道があったので、そこから山道を上り
それらしきものを探しながら歩いていると、
いつのまにか中山の東側へ抜けてしまった。

古社地は諦めて、車を止めていた西側へ戻るため、
中山の南側の道を戻っていると、
新しい立派な石組の上に、新しい祠が祀られていた。
祠の扁額を確認すると「感之社」とあり
周囲には慰霊碑などの石碑が立っていた。

箭代神社に参拝後、古社地の件をお聞きした。
古社地の中山に、能越自動車道が通ったため
中山の社地は買い取られ、古社地には何も残されておらず、
感之社を中山の南麓に再建したらしい。

ということで、感之社は本来の位置より下になってしまったが
感之社から、現社地の森を眺めていると、
巣立って立派に成長した子の背を見ているような感覚を覚えた。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 5:25 PM