桑原神社 (常総市)

茨城県の 桑原神社(常総市) を掲載しました。

茨城県常総市にある。
関東鉄道・石下駅の北西3Kmほどの国生に鎮座。
24号線を西へ進み、鬼怒川にかかる石下橋を渡って1Kmほどで
136号線へ入って北上し2Kmほどの場所、
136号線に西側に境内がある。

境内そのものは南向きで、136号線から入ることができるが
参道入口は西側にあるので、入口までまわって参拝開始。

境内入口には「延喜式内 郷社桑原神社」と刻まれた社号標が建っており、
鳥居をくぐると、樹木が鬱蒼と茂る参道。

参拝日は、あいにくの雨でやや暗かったのだが、
靄のようなものが立ちこめて、若干の幽玄さを味わいながら
100m弱の参道を歩くと、アスファルトで固められた明るい境内に到着する。

境内の右手には農村集落センターの建物があり、
参道右手に手水舎。
参道の正面に、瓦葺入母屋造平入りの拝殿があり、
拝殿の後方に、瓦葺入母屋造妻入りの本殿。
『式内社調査報告』には、本殿は流造とあるので
本殿は、瓦葺の建物の中に納められているのだろう。

境内の案内によると、拝殿・本殿ともに
昭和六十三年に改築されたようで、以前は瓦葺では無かったようだ。

社号の「桑原」は、資料によって「くわはら」「くわばら」と訓が付けられている。

創祀年代は不詳。

社伝によると宝亀三年(772)三月、
当地を開拓した下総国司従四位下桑原王が
その祖神を、守護神として祀ったのが起源。

ただし、桑原王は宝亀二年には上総守であるので
この説は疑問視されている。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 5:29 AM