五十鈴神社 (気仙沼市)

宮城県にある 五十鈴神社(気仙沼市) を掲載しました。

宮城県気仙沼市にある。
気仙沼港に突き出した神明崎に鎮座。

港から眺めると、神明崎下にある赤い浮見堂が目につく。
面白そうな場所だと思いながら神明崎まで歩いてきて
浮見堂を撮影するのを忘れてしまった。残念。

浮見堂の近く、神明崎の下に「管絃窟」と呼ばれる穴があり
鳥居が建っていて祀られているようだが、詳細は知らない。

その「管絃窟」側に参道の階段があり、
階段を上ると、当社鳥居が建っている。
さらに階段を上ると、立派な境内社・猪狩神社が建っている。
境内案内によると、
「気仙沼湾に海苔養殖と製塩を伝えた猪狩新兵衛」を祀っているらしい。
その猪狩神社の左に、龍神の石祠がある。
境内の由緒略記によると、龍神社は当社本殿に合祀されているようだが、
気仙沼港を見下ろす景勝の地に建つ祠は、
当地祭祀の本来の姿なのでは、などと想像させる。

猪狩神社から参道を進むと、正面に当社社殿。
コンクリート造のようだが美しい社殿だ。
社殿内部には赤い絨毯(毛氈?)が敷かれ白い壁も美しい。
社号の五十鈴神社に相応しい社殿。

創祀年代は不詳。
社伝によると、応永年中(1394~1427)
一村に一社の皇大神宮を祀ることとなり、
丸森(気仙沼駅近くらしい)に創祀されたという。

後、延宝年中(1673~1681)
神明崎の現社地に遷座されたという。

当社境内(あるいは本殿に合祀)の龍神社は
式内社・計仙麻神社の論社となっている古社。
そうであれば、五十鈴神社は丸森から
龍神の地に遷されたということになる。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 9:06 PM