2006年12月2日
神島神社 (笠岡市)
岡山県の神島神社(笠岡市)を掲載しました。合計1981社。
岡山県笠岡市にある。
笠岡駅の南5Kmほどの神島外浦に鎮座。
笠岡港にかかる神島大橋を渡り、
神島の海岸沿いを走る195号線を進むと
黒土瀬戸にのぞむ海岸側に境内があるので迷わない。
境内は南向き(海向き)で、北側には学校。
境内には木が少なく、砂っぽい印象。
参拝は冬の休日。
そのせいか、少し荒涼とした雰囲気。
海に近いのも原因かもしれない。
でも、本殿は、立派な入母屋造で美しい。
華美な感じではないが、バランスが良いのだろう。
社伝によると、神亀三年(726)の創建。
式内社・神島神社の論社の一つ。
当社の鎮座する神島の沖に、高島という島がある。
当社は、もとは高島の王泊にあったが、
本土の現在地に遷座したものであるという。
祭神は、神武天皇と、その妃である興世(おきよ)姫命。
通称は、興世明神(おきよさま)というらしい。
神武天皇が九州から畿内へ向う途中、
安芸の多祁理の宮を立った後、吉備の高島に仮宮を置き、
数年(日本書紀三年、古事記八年)滞在したという。
その吉備高島が、当社の沖に浮ぶ高島であるという。
よって、天皇が滞在した地ゆえに、王泊という名がついたらしい。
ただし、吉備高島宮の候補地は他にも幾つかあり真偽は不明。
A. 掲…掲載 — gensyoushi 3:42 PM