川添神社 (大台町)

三重県の川添神社(大台町) を掲載しました。

三重県の大台町にある。
紀勢本線栃原駅の東200mほどの栃原に鎮座。42号線の西側にある南北に長い広大な森が当社の境内。

境内入口は南向き。道路に面して石鳥居が立っており、鳥居の右手に「郷社川添神社」と刻まれた社号標。鳥居をくぐると、森の入口に木の鳥居。その鳥居をくぐると緩やかに下る参道。参道を下ると御手洗川にかかる神橋がある。

神橋の右手に手水舎があり、正面の階段を上ると社殿ある砂利の境内。
手水石の前に鉄の踏み板があり、その板を踏むと龍口から水が流れ出てくる仕組み。
無人の神社では手水が汚れた神社が多いのだが、これだと安心して手水を使うことが出来る。

階段を上ると清浄な神域。
社殿が二つ南面して並んでおり、階段正面が祖霊社、左手が当社の社殿。
祖霊社の右には神宮遥拝所がある。

社殿は舞殿のような拝殿と、拝殿の後方、垣に囲まれて神明造の本殿。
境内に「平成二十三年式年遷宮奉賛者」の名が記されていたので、神宮に先立って平成二十三年に建て替えられたようだ。
本殿のある垣の中、本殿の右手に石碑が立っていたが何だろう。

参拝は三月の曇天の日の午後四時頃。
境外は明るかったが、森の中はやや暗く、参道の灯籠には灯りが灯っていた。
綺麗に整備された神社はとにかく清涼感に溢れており、
手水の仕組み一つとってみても氏子の方々に愛され護られている神社なのだとわかる。

創祀年代は不詳。
一説には大和朝廷成立期の創祀。
栃原の山賊を討伐平定し統治した建日別命と天手力雄命を祀り、往古、栃原村、新田村の産土神として建日別神社、あるいは建比良辺神社と称し、栃原大宮、五身懸(ゴミカケ)の宮などと通称されていた。

当社地の小字名を牟山と称し、式内社・相鹿牟山神社二座の論社の一つ。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 3:57 AM