根古屋神社 (北杜市)

山梨県にある、根古屋神社(北杜市) を掲載しました。

山梨県北杜市にある。
中央道須玉I.C.の北東7Kmほどの江草に鎮座。
塩川ダムへ向かう601号線が23号線に合流するあたりで、東へ入った場所に境内がある。
境内全体は塩川に面している、というより塩川左岸にある道に面して北西向き。

鳥居の脇に祭神の名「天兒屋根命」と刻まれた石柱が立っており鳥居の扁額には「根古屋大明神」。
鳥居をくぐると左手すぐに神楽殿、正面に拝殿がある。
拝殿の後方の本殿は、覆屋根の下で撮影が難しいが、こけら葺きのような流造だった。

境内はあまり広くないが、境内左右にある二本の巨木で有名な神社。
国指定天然記念物の「根古屋神社の大ケヤキ」と呼ばれており、境内案内板では樹齢800年。
(『平成祭データ』では凡そ一千年前後、『山梨県神社誌』では千数百年とある)
向って左の欅が田木(田樹)、右が畑木(畑樹)で、毎年、田木の方が早く芽吹くと稲作が、畑木の方が早いと畑作物が豊作になるという。

武田安芸守信満の三男、江草兵庫助信泰の居城、獅子吼(ししく)城の北西麓に鎮座。
城の守護神として斎き祀られた神社。

獅子吼城は、古くは江草城、江草小屋とも呼ばれ、地元では城山と呼ばれている城跡。
江草城が落城する時、城内の怪物(獅子)が吼えながら深い淵に飛び込んだと伝えられ、それ以後、当地では正月の獅子舞や、子供の玩具としての獅子も禁じられ、
禁を破ると暴風雨になるという。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 9:27 PM