松尾神社 (長和町)

長野県にある、松尾神社(長和町) を掲載しました。

長野県の長和町にある。
長和町役場長門庁舎の南東1kmほどの長久保に鎮座。
142号線から少し北へ入った場所に鳥居と社号標があり、
社号標には「郷社松尾神社」と刻まれている。
鳥居は木製だが、足の部分が赤く見えているのは金属の補強。
笠木や貫は木製で、足は金属で覆われ、稚児柱は石でできているハイブリッドだ。

鳥居をくぐり参道を進むと、良い感じの木の橋が小川にかかっている。
依田川の支流・五十鈴川だろうか。
橋を渡ると境内の左手になるので、社殿は左手。
正面には靖国霊社や日露戦争戦没者慰霊碑が立っている。

拝殿は入母屋造の平入り。
拝殿の前に御神木の保存樹・椹(サワラ)があり、脇に大きな石。
拝殿の後方、斜面に廊下があり、
少し高い場所に、垣に囲まれて流造の本殿がある。
現在の本殿は長門町指定文化財。
諏訪の宮大工・三代立川和四郎富重の建築で
万延元年(1860)再々建されたもの。

拝殿の由緒書きによると、以前は、長久保の町裏、
大欅の森にに鎮座していたが小学校の垣帳のため、
昭和三十三年五月、現在地に移転したらしい。
その時、略式の四神の祭祀があることが発見されたともあるが、
どういう意味か、良くわからない。
祭神が四柱だったということだろうか。

創祀年代不詳。
正親町天皇弘治三年(1557)に再建された記録があることから
数百年の歴史のある古社であることは明らかだろう。

山城国松尾大社の分霊を祀った地方の古社で、
拝殿の由緒書きに日本三社と記されていた。
日本三大松尾神社ということだろうか。
一つは松尾大社だろうが、もう一つはどこだろう。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 9:26 PM