大倭物代主神社 (宍粟市)

兵庫県の 大倭物代主神社(宍粟市) を掲載しました。

兵庫県宍粟市にある。
中国自動車道・山崎I.C.の北西5Kmほどの山崎町下牧谷に鎮座。
揖保川の支流、伊沢川沿いに429号線を進み、
山崎町下牧谷で、少し南へ入った場所に境内がある。

境内入口は南東向き。
参道入口に神門があり、広い駐車場がある。
神門をくぐり参道を進むと境内入口の鳥居。
鳥居をくぐると右手に梵鐘がある。
境内奥に社殿があり、境内右手に手水舎がある。

社殿は石組の上。
中央に当社社殿があり、左右に境内社。
拝殿は神社建築というより普通の民家のような雰囲気で新しい。
『式内社調査報告』に載っている昭和の写真では、
拝殿は割拝殿のように横に広がり、
社殿の脇には、直径1m以上ありそうな立派な御神木が聳え、
社殿の周囲にも鬱蒼と木々が茂っているのだが、
現在の境内は木々が伐採されて、やや寂しい印象。
台風などで木々が倒壊し、境内整備が行われたのだろうか。

ただ、拝殿後方の流造の本殿は、銅板葺で風格があり、
何度かの修築の痕も見られて、歴史を感じさせる。

参拝は、今にも雨が降って来そうな曇天の正月休日の昼頃。
社殿前、階段脇には門松が立っていた。

創祀年代は不詳。

天正年間、長水落城落城に際し兵火にかかって焼失。
天保二年、本殿を造営。
中古以降、師衆(もろす)または諸守神社と称し、
江戸時代、宍粟郡神社記には衆守神社と記されているが、
明治七年郷社に列し、明治十四年、現社号に改称。

当社(師衆社)は式内社・大倭物代主神社に比定されている古社。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 8:34 PM