神明社 (八尾町杉田)

富山県にある、神明社(八尾町杉田) を掲載しました。

富山県富山市にある。
高山本線・越中八尾駅の北西5Kmほどの八尾町杉田に鎮座。
134号線に面して西向きの境内がある。

境内入口には石の神明鳥居が立ち、
鳥居の脇に「村社神明社」と刻まれた社号標。
参道の両脇に狛犬のように岩があり、
参道を進むと塀に囲まれた境内がある。

境内社殿は新しく、境内も最近整備されているようで
狛犬台座には平成二十二年十月建立とあった。
拝殿は瓦葺切妻造・平入で、拝殿の後方には
岩の上に乗った瓦葺流造の小ぶりな本殿がある。

当社の周囲は開けた平地で、ほとんどが田畑。
その田園地帯に、大きな岩に祀られた神社が存在するという、
ミスマッチな感覚が面白い。

『富山県神社誌』によると、
人皇九十五代花園天皇の延慶元年(1308)、
大岩の上に石像を祀り杉田神社と称したのが当社の起源。

以上のように当社に伝わる由緒では鎌倉後期の創建だが、
古くから開けた田園の中の大岩が、
それまでどのような状態だったのかが気になるるのだ。
ひょっとすると、当社が『三代実録』貞観五年八月十五日に
「杉田神並授從五位下」とある式外社・杉田神ではないだろうか。

『富山県神社誌』などでは、高岡市の移田八幡宮が杉田神とされているが、
杉田神は、神通川左岸に鎮座している鵜坂姉比咩神、鵜坂妻比咩神と同時に
従五位下を授けられており、同じく神通川左岸で、
やや上流に位置する当社の方が相応しいのではないかと、
個人的には思うのだが、どうだろう。
社伝にある延慶元年は再興、再建の時期という可能性はないだろうか。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 9:01 午後