額神社 (かほく市)

石川県の額神社(かほく市)を掲載しました。

石川県かほく市にある。
七尾線高松駅の西1Kmほどの高松に鎮座。
境内の後方には、のと里山海道が走っており日本海のすぐ近く。
227号線に面して東向きに境内入口がある。

道から少し奥まった場所に鳥居が立ち、
鳥居の左脇に「額神社」と刻まれた社号標。
鳥居扁額にも「額神社」とある。

鳥居をくぐると広い境内。
参道脇に由緒石碑や鎮火祭の由来などが刻まれている。
当地は加賀と能登を結ぶ交通の要衝であり
宿場町であったため民家が多く火災も多かったようだ。
当時、赤飯を神前に供え、祭の後に家々に赤飯を配っていたが
民家が増えたため赤飯ではなく清酒を配ったところ
大火災が発生したため、神罰を畏れて赤飯に戻したという。

参道を進むと神馬像があり、巴紋と引き両の紋が付けられていた。
さらに進むと鳥居があり、扁額には「額明神」。
鳥居をくぐると社殿がある。拝殿は瓦葺入母屋造。
後方の本殿は一段高い場所にあり、銅板葺流造。

創祀年代は不詳。
当社は横山鎮座の賀茂神社の境外摂社で、
金津庄高松の鎮守として崇敬された神社。
かつては古宮と呼ばれる地に鎮座していたらしい。

当地は加賀国と能登国を結ぶ街道で、
河北潟より七窪を経て当社に至る道には
旅人を騙す「おまん狐」が出るため、
街道の南に天星神(七窪神社)を、中程には地蔵堂を、
北に野の神(当社)を祀って旅人の安全を祈願したという。

当社に合祀されている櫻井三郎左衞門は、
天保年間に創建され、嘉永二年(1849)境内に遷座された英之社の祭神。
社殿老朽化のため解体され本殿に合祀された。

櫻井三郎左衞門は天正十二年(1584)末森合戦にて
前田利家軍勢の道案内をつとめた功により、
高松の村民の宅地の税を免除される恩恵を得た人物。
また、羽咋郡太田から大海川へ水を引き、
加賀・能登の田地四百八十三町に灌漑の利を与えたとも伝えられている。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 8:46 午後