新鞍神社 (おおい町)

福井県の 新鞍神社(おおい町) を掲載。

福井県のおおい町にある。
若狭本郷駅の南西11Kmほどの川上に鎮座。
佐分利川に沿って1号線を進むと、道路南側に境内が見える。

境内入口は東向き。
入口の石鳥居の左手には、夫婦杉が聳えている。
その石鳥居をくぐると、もう一つの、こちらは木製の鳥居。
その鳥居をくぐると、境内奥(西側)の石組みの上に社殿があり、
石組み手前、左手に手水舎がある。

数段の階段を上ると正面に瓦葺の拝殿。
拝殿は全面が雪囲いのためと思われる板で覆われていた。
拝殿の後方に、本殿。
本殿は覆屋、というより覆屋根が設置され、
前面の庇が長く延びており、参拝はここで行うのだろう。
その庇の屋根は、板葺の上に瓦葺の屋根が二重に設置されていて面白い。

参拝は8月の休日。
炎天下と呼べる天気の下。
京都旅行中だったが、あまりの暑さで日程を繰り上げ
早々に長野へ戻る途中に立ち寄った。

創祀年代は不詳。

『若狭国神階帳』に「正五位 賊椋明神」と記されている古社で、
大飯郡内二十ケ所中の一社である。

往古、人身を御供する社であったが、
いつの頃か、陰暦正月十三日夜半、人皆寝静まった時刻に
酒を献じて祈願するように変化したという。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 11:40 PM