舟寄神社 (松崎町)

静岡県の舟寄神社(松崎町) を掲載しました。

静岡県の松崎町にある。
松崎港の近く、136号線の江奈の交差点から東へ入り
突き当りから北上した場所。
参道入口に「江奈二区公民館」がある。
その公民館に「貴善社」という額が掲げられている。

参道を歩くと石の鳥居。
赤い額縁の扁額に「舟寄神社」と記されており
両脇に提灯が立てられ、灯がともされていた。
この灯は、いつものことだろうか。
あるいは、参拝は元日の朝なので、特別なのかも。

参道をさらに進むと、手水舎があり、正面に拝殿。
瓦葺・入母屋造の拝殿は、舞台のような構造で
正面と奥には壁がなく、後方の本殿が
少し高い位置に見える。

背後の本殿も瓦葺の社殿だが、
ひょっとすると、これは覆屋で、内部に本殿があるのかもしれない。

残念ながら、当社に関する資料は未入手。

『式内社調査報告』によると
当社を式内社・伊那下神社とする説がある。

当社と同じく松崎町に伊那下神社と称する古社があり
式内社であることは、間違いないようであるが、
どの式内社であるのか、諸説あって確定していない。

それら諸説の中に、現・伊那下神社を仲大歳神社とするものがあり
その場合、自動的に当社が伊那下神社である可能性が指摘されることとなる。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 9:35 PM

鵜甘神社 (越前市片屋町)

福井県の 鵜甘神社(越前市片屋町) を掲載しました。

福井県越前市にある。
JR武生駅の北西2Kmほどの片屋町に鎮座。
片屋町集落の西端、山の麓に東向きの境内がある。

参道入口に鳥居が建ち、鳥居の足もとに社号標と灯籠がある。
鳥居をくぐり参道を進むと、垣に囲まれた境内。
境内入口に数段の階段があり、階段上に鳥居。
境内の中央部に数メートルの小山があり、その上に社殿。

瓦葺・入母屋造の拝殿の後方に、同じく瓦葺・流造の本殿がある。
拝殿は鉄パイプで補強されていた。

創祀年代は不祥。

中古は八幡神社とも称し、
式内社・鵜甘神社の論社の一つだが、
式内社・鵜甘神社は今立郡の式内社で、
当社は丹生郡にあり、論社としては確証がない。

往古は、字古宮という地にあり、
社殿壮麗にして大社だったが、柴田勝家の兵乱により衰退。

その後、府中領主本多伊豆守富正公が深く崇敬し
今の宮地を寄進し、再興した。
旧社地には礎石等が現存するらしい。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 10:22 PM

小代神社 (香美町)

兵庫県の 小代神社(香美町) を掲載しました。

兵庫県の香美町にある。
山陰本線・香住駅から南へ30Kmほどの小代区秋岡に鎮座。
矢田川に沿って4号線を南下し、
村岡区和田付近で、矢田川に沿って482号線へ入り、
さらに10Kmほど南下。
小代区秋岡あたり、87号線との分岐を越えた付近で
橋を渡って、南の山へ登る。
ウネウネと上っていくと、突き当りが当社の境内。

山中の大きな境内だが、きれいに整備された公園のような雰囲気。
参道を歩き、鳥居をくぐって参拝開始。
鳥居からさらに参道を進むと、木立の中に社殿が見えてくる。

社殿手前には「もりあおがえる」の棲息地である池がある。

社殿は、赤い屋根の入母屋造・拝殿と
後方に、同じく赤い屋根の本殿覆屋がある。

その後方に朱の鳥居が並び、階段上に稲荷神社。
地元では有名な稲荷神社のようで、社殿も新しい。
当社鳥居からの参道には、秋岡稲荷の幟が並んでいた。

記憶がかなり曖昧なのだが、
境内から下る階段の奥に、社殿が一つあった(と思う)。
たぶん、境内社の百廿社だ(と思う)。

当社社号「小代」は、『式内社調査報告』には「オジロ」とあり
『兵庫縣神社誌』には「コシロ」。
「コシロ」の方が古い読み方らしく、
今、地元では「オジロ」と読むようだと『式内社調査報告』にある。

『平成祭データ』では「コダイ」となっているのだが
これは怪しい(と思う)。

創祀年代は不詳。

式内社・小代神社に比定されている古社。
鎮座地は、日向(ひなた)大菩薩山というらしい。

神社明細帳のよると、
江戸時代初期の元和元年、中期の享保十三年に本殿を再建。

明治までは、神明宮と称しており
祭神は天照皇大神。資料によっては豊受大神も合せ祀る。
『兵庫縣神社誌』によると、神殿は二棟あり
内宮と外宮と称すとあり、御神体は鏡。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 9:42 PM