日出神社 (但東町畑山)

兵庫県の 日出神社(但東町畑山) を掲載しました。

兵庫県豊岡市にある。
但東総合支所の北東4Kmほどの但東町畑山に鎮座。
太田川に沿って、482号線を進み、
赤花川との合流点手前で南へ入った場所。

道路脇に広場のような場所(境内?)があり、
その西側に社殿がある。

境内鳥居は東向き。
参拝は5月の連休。社号に合わせて、日の出の頃に到着。
昇った朝日を正面に受けて、社殿が輝いていた。

社殿といっても、拝殿も覆屋もない本殿のみ。
室町末期の建立で、国の重要文化財に指定されている、三間社流造。

創祀年代は不詳。

式内社・日出神社の論社の一つ。

祭神は、天日槍四世孫・多遅摩比多訶神。
多遅摩比泥とも、多遅摩斐泥とも書かれるらしく、
社号の日出、鎮座地が日殿は、この祭神名から取られたものだろうか。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 8:45 PM

斗布神社 (越前市)

福井県の 斗布神社(越前市) を掲載しました。

福井県越前市にある。
JR王子保駅の西1.5Kmほどの白崎町に鎮座。
8号線の白崎交差点から西へ入り、集落の奥、
山の麓に境内がある。

昔の写真では、欝蒼とした森という雰囲気だが
現在は、奇麗に整備され、数本の背の高い木を残して
砂利が敷き詰められている。

白い鳥居をくぐると、その砂利の境内。
境内中央に参道が延び、正面に拝殿。
拝殿の前には、4本の木が聳えている。
残念ながら木に関してはまったくの無知なのだが、杉だろうか。

拝殿の周囲には雪囲いの補強がなされており
拝殿後方に本殿を納めた覆屋。
覆屋は、側面がガラス張りになっており
中にある流造の本殿がよく見える。

境内右手の斜面に境内社などが並んでいる。
詳細はわからないが、『平成祭データ』には
神明神社と稲荷神社の名が記されている。
斜面の最上部にあるのは観音堂。
参拝時には、この観音堂は当社境内にあると思ったが
帰宅後に地図を見ると、当社北側に金剛寺という寺が隣接しており
ひょっとすると、この観音堂は、その金剛寺のものかもしれない。

創祀年代は不詳。

近郷七ヶ村の総社として
中世には朝倉家の崇敬厚い大社であったが、
天正の兵火にかかり、
社領の没収、氏子の離散などが相次ぎ衰微したという。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 10:28 PM

野本神社 (松崎町)

静岡県の野本神社(松崎町) を掲載しました。

静岡県の松崎町にある。
松崎町役場から、那賀川に沿って
15号線を東へ4Kmほどの峰輪に鎮座。
小学校の東側、那賀川の傍にあり、
那賀川を越えて東へ行くと、道の駅がある場所。
15号線から少し北へ入ると、鳥居と狭い境内が見える。

参拝は正月元旦。曇天だが、たまに陽が射していた日。
境内には樹木の痕跡があり、
かっては樹木鬱蒼としていたのだろうと想像させる雰囲気がある。

境内奥に、赤い屋根の社殿が一つ。
社殿の扁額には「大神宮」と記されていた。
正月だからだろうか、社殿の扉が開いていたので
内部に入って、本殿を撮影。
想像以上に立派な本殿だったので、ちょっと驚いた。

創祀年代や由緒は不祥。

『式内社調査報告』によると、
『伊豆志』に
「峯輪村ノ野本ニ神明トテ一祠ニシテ両扉
元和二年ノ棟札ニ大神宮大六天魔王野本村鎮守也トアリ
享保ノ初火災今小祠トナル舊記皆焚タリ」
とあるらしく、
式内社・箕勾神社の論社の一つとなっている。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 8:57 PM

美和神社 (長野市)

長野県にある、美和神社(長野市) を掲載しました。

長野県長野市にある。
長野電鉄・本郷駅の西に、南向きの境内。
境内に入ると、三輪鳥居。
鳥居の右手に巨木が聳え、左手に手水舎がある。

境内の中央に石の参道が延び、
正面に大きな拝殿がある。

街中にある神社だが、境内は清浄。
巨木も何本かあって、気持のよい空間。
参拝は5月の早朝。朝日の出た頃。

境内の奥(北西隅)に、石祠がズラッと並んでいる。
いわゆる「境内百末社」と言われる石祠群だが、
実際に100あるのかどうか数えていないのでわからない。
明治時代には六十末社と呼ばれていたようで
徐々に増えており、『式内社調査報告』には九十二座とあるのだが
その後、増えて100社になっている可能性もある。
時間がある方は、数えてみると面白いかも。

創祀年代は不祥。

式内社・美和神社に比定されている古社。

「三代実録」の記事に
貞観八年(866)二月七日、水内郡の三和・神部の両神が怒って
兵乱や病気を流行らせると伝えられ
朝廷では国司や講師に命じて、
金剛般若経千巻や般若心経万巻を転読させて
神の怒りを鎮めたとあり、
元慶四年(880)に従四位下を叙されている。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 10:57 PM

酒垂神社 (豊岡市)

兵庫県の 酒垂神社(豊岡市) を掲載しました。

兵庫県豊岡市にある。
豊岡駅の東5Kmほどの法花寺に鎮座。
円山川を越えて東へ進み、160号線をさらに進み
白雲山方面へ入っていくと、道がカーブしている場所、
法花寺会館広場の近くに、南向きの境内がある。

石垣に囲まれた境内入口には鳥居が建っており、
境内に入ると、参道の左右に、垣に囲まれて「甕石」がある。
左の甕石は少し丸みがあり、右の甕石は尖った形。
参拝時には、「鶴石・亀石」だと思った記憶がある。

境内は砂地で、中央に参道。
その参道の正面に、瓦葺の拝殿。
その後方に本殿覆屋があり、覆屋の中に重要文化財の本殿。
室町時代の建立だが、江戸時代の大改修によって形態が変更されていたが
昭和43年から始まった調査および解体修理で、
室町時代の容姿に復旧されたらしい。

当地周辺には、飛鳥時代から奈良時代にかけての
法花寺須恵器窯跡群があり、4か所の窯場あったらしい。
(シイダニ窯跡群、タニオカ窯跡群、コヤマ窯跡群、カマド窯跡群)

創祀年代は不詳。
境内案内によると、白鳳三年(675)の夏、
当地方を治めていた郡司・物部韓国連久々比命が
贄田の酒所を定め、酒解子神・大解子神・子解子神の酒造神を祀って
醸酒し、これを祖神に供えて五穀豊穣を祈願した。
その斎殿が、当社の発祥であるという。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 3:50 PM

鵜甘神社 (池田町水海)

福井県の 鵜甘神社(池田町水海) を掲載しました。

福井県の池田町にある。
池田町役場の西2Kmほどの水海に鎮座。
476号線を北上し、水海川に沿って南東へ1Kmほど。
集落の奥に境内がある。

参道には鳥居が立ち、参道を進むと石畳。
さらに進むと、境内入口の鳥居があり、
「式内 鵜甘神社」と刻まれた社号標。

境内中央、石垣の上に拝殿があり、
その後方、さらに石垣の上に本殿がある。

境内には、石庭のような石組がある。

『式内社調査報告』に載っている写真は
樹木鬱蒼とした感じだが、現在は奇麗に整備された神社。
社殿の周囲も、さっぱりとしている。

社伝によると、
雄略天皇七年(463)二月十五日の創祀。
継体天皇が越前に御潜龍の時
「足羽の水源神」として祀られた古社。

鎌倉時代、幕府執権の北条時頼が当地で越年の時
(1250頃)、能舞を教授されたといい
今日まで継承されている。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 11:45 AM