鵜森神社 (坂井市)

福井県の 鵜森神社(坂井市) を掲載しました。合計2163社。

福井県坂井市にある。
九頭龍川の河口近く、
えちぜん鉄道・三国神社駅の南2.5Kmの三国町川崎に鎮座。
103号線(福井三国線)を南下し、九頭龍川に突き当たる少し手前。
九頭龍川の側に境内がある。

境内入口は、北西向き。
参道を歩くと石の鳥居が建っており
その奥に、社域の森がある。

参道を進み、境内に入ると「鵜森神社」と刻まれた社号標。
木々の繁茂した境内の奥に社殿がある。

拝殿は瓦葺・入母屋造だと思うが、
『福井県神社誌』には「御拝流造」。
後方の本殿は銅板葺・流造。

参拝はゴールデンウィークの初日。
長野から福井へ向かう途中。
快晴で陽射しの強い休日の朝だった。

創祀年代は不詳。

伝説によると、
男大迹王(継体天皇)が、三国湊口の岩山を切り通して
当地方一帯の水を海へ流す一大事業を行うにあたり
湖上にあった森に天照大神を祀り、宮居を建てたのが当社の起源。

その後、森には樹木が繁茂し、
鵜が数千羽巣食う状態となったため、
桓武天皇の御宇、延暦年間に、鵜屎神社号が宣下され、
坂上田村麻呂によって社領が寄付された。

長年、当社から都へ、
化粧品の原料となる鵜屎が献上されていたという。

後、天正年間に焼失し社領も失って衰退し、
白山神社と称していたものを
大正二年四月十七日、現社号・鵜森神社と改称した。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 4:51 PM

村岳神社 (久美浜町)

京都府の 村岳神社(久美浜町) を掲載しました。合計2162社。

京都府京丹後市にある。
久美浜駅の南2Kmほどの奥馬地に鎮座。
久美谷川に沿って南下し、
北近畿タンゴ鉄道宮津線と交差する場所から少し東へ入った場所。

奥馬地の集落の中に境内があり、境内入口は西向き。
石積み中に砂地の境内。
数段の階段を登ると鳥居が立ち、
右手に「式内村社 村岳神社」と刻まれた社号標。
「村岳」と書いて「むらおか」と読む。

鳥居をくぐった境内の奥に、拝殿があり
拝殿の後方、少し離れて、本殿を納めた覆屋。
覆屋の中には、本殿と境内社の小祠がある。
ひょっとすると、この2つの祠は
境内社ではなく、相殿の神を祀ったものかもしれない。

参拝は、五月の連休。
兵庫県北部を旅した最終日。
兵庫から、日本海沿いに長野へ戻る途中。
朝早い参拝で、集落内はひっそりとして
少し朝靄が漂っていて、清清しい空気の中。

創祀年代は不詳。

伝説によると、村岳の神は、太刀宮の臣下。
太刀宮(現神谷神社)の社地選定を命じられたという。

ところが、村岳の神は良地を秘して
別の地(当社の元地)を上申した。

このことが露見し、怒った太刀宮の神は剣を抜いて村岳の神を追った。
石仏(イシボトケ)の大石に隠れた村岳の神を斬ろうとしたが
誤って大石を断ち割った。
怖れた村岳の神は、大根を下物として和睦の宴を開き和解した。

『平成祭データ』では、この大石は神谷神社境内に
剣岩として保存されているとあるが、
当社境内の案内板によれば、
平成六年の土地改良事業により
イシボトケから、当社境内に移されたとある。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 8:31 PM