鵜森神社 (坂井市)

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福井県坂井市にある。
九頭龍川の河口近く、
えちぜん鉄道・三国神社駅の南2.5Kmの三国町川崎に鎮座。
103号線(福井三国線)を南下し、九頭龍川に突き当たる少し手前。
九頭龍川の側に境内がある。

境内入口は、北西向き。
参道を歩くと石の鳥居が建っており
その奥に、社域の森がある。

参道を進み、境内に入ると「鵜森神社」と刻まれた社号標。
木々の繁茂した境内の奥に社殿がある。

拝殿は瓦葺・入母屋造だと思うが、
『福井県神社誌』には「御拝流造」。
後方の本殿は銅板葺・流造。

参拝はゴールデンウィークの初日。
長野から福井へ向かう途中。
快晴で陽射しの強い休日の朝だった。

創祀年代は不詳。

伝説によると、
男大迹王(継体天皇)が、三国湊口の岩山を切り通して
当地方一帯の水を海へ流す一大事業を行うにあたり
湖上にあった森に天照大神を祀り、宮居を建てたのが当社の起源。

その後、森には樹木が繁茂し、
鵜が数千羽巣食う状態となったため、
桓武天皇の御宇、延暦年間に、鵜屎神社号が宣下され、
坂上田村麻呂によって社領が寄付された。

長年、当社から都へ、
化粧品の原料となる鵜屎が献上されていたという。

後、天正年間に焼失し社領も失って衰退し、
白山神社と称していたものを
大正二年四月十七日、現社号・鵜森神社と改称した。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 4:51 PM