大山白山神社 (白川町)

岐阜県の大山白山神社(白川町) を掲載しました。

岐阜県白川町にある。
高山本線白川口駅の北東10Kmほどの白山(862m)山頂に鎮座。
白川に沿って62号線を3Kmほど進み、白山山頂を目指して北に入る。
山頂境内まで車道が整備されており、境内前には大きな駐車場がある。

境内入口は南西向き。
大きな金属製の鳥居が立っており、鳥居の扁額部分には神紋の桐の金飾り。
鳥居の右手に「金幣社大山白山神社」と刻まれた社号標。
社号標方向に歩いて行くと、中央部が連結された「女夫杉」がある。

鳥居をくぐり参道階段を50mほどだろうか上る。
階段の途中、振り向けば名古屋市が望めるらしいが参拝した日は見えなかった。
階段を上り、参道鳥居をくぐって進むと社殿のある境内。

社殿は、仏堂のような寄せ棟造で、大きくてどっしりとした構え。
扁額には「正一位大山白山権現」と記されている。

社殿の右手に奥之院へ続く石段(白川町指定有形文化財)があり、石段途中に大山のスギ。目通り周囲8.9m、樹高36m、樹齢約七百年の国指定天然記念物。
奥之院には本殿と左右に一つずつの境内社の祠。
天気が良ければ、奥之院から加賀白山、木曽御岳、乗鞍岳が望めるらしい。

参拝は晩秋の日の午後。そろそろ日没という時刻。
銀杏の葉の黄色い絨毯と木々の間から射しこむ夕陽が美しい、まさに神域。

創祀年代は不詳。
古くは武儀郡桐洞村の水晶山(現在下呂市金山町菅田桐洞)に鎮座し、その後、この大山に遷座したという。

社伝によると、養老二年(718)僧泰澄大師による創祀。
泰澄が加賀の白山比咩神社より白山権現を勧請したという。
『明治神社志料』には泰澄が水晶山から勧請したとある。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 10:39 PM