竹佐々夫江神社 (明和町)

三重県の竹佐々夫江神社(明和町) を掲載しました。

三重県の明和町にある。
近鉄明和駅の北西5Kmほどの山大淀に鎮座。
713号線を北上し23号線を越えて60号線に入り西へ1.5Kmほどで海側(北東)へ入った場所。公民館の隣り、観福寺の脇、というか同一の境内にある。

境内入口は北東向き。鳥居をくぐり参道を進んで突き当たりを右に曲がると正面に社殿。拝殿は切り妻造平入で、背後の垣の中に神明造の本殿がある。

社殿の左手が小さな林になっており、その林の中に小石や山神の石碑が祀られていた。石の周りに竹の垣が施され、石の前には竹で作られた小さな鳥居。当社の社号に相応しい心配りなのかもしれないな、などと想像しながらの参拝。

『倭姫命世記』によると、垂仁天皇二十二年、皇女倭姫命が天照大神の御神霊を奉載し、飯野の高宮より五十鈴川上に行幸のおり、佐々牟江に船を留め、その地に佐々牟江宮を造営したという古社で、式内社・竹佐々夫江神社に比定される古社。

竹佐々夫江神社の竹は多気郡の意味で、多気郡の佐々夫江神社ということらしい。

江戸中期には知地の御前と呼称され、佐々夫江橋付近に奉斎されていたが、後年現在地に遷座された。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 8:27 PM