伊豆神社 (阿南町)

長野県にある、伊豆神社(阿南町) を掲載しました。

長野県の阿南町にある。
阿南町役場の南西15Kmほどの新野に鎮座。
151号線(遠州街道)を南下し、418号線と交わるあたりから500mほどで西へ入ると、道路脇に鳥居と「伊豆神社」と刻まれた社号標が立っている。

境内は鳥居から石段を上ったところ、新熊山中腹にあるのだが、鳥居の南へ100mほどの場所から境内近くへ続く車道がある。

車道を上り車を停めて階段を上ると右手に手水舎。
正面にある二本の木に渡された注連縄をくぐると広い境内。
正面に当社の社殿があり、右手に神楽殿。
社殿と神楽殿の間に石碑が立っているがちゃんと確認しなかった。
『日本の神々』によると「御神木遺跡」と呼ばれるもので周囲五〇尺の神木があったが、明治三年に倒れたという。

拝殿は瓦葺入母屋造平入り。後方の本殿は神明造。拝殿の扁額に「伊豆神社」。
『平成祭データ』など神社庁資料には当社の社号は伊豆社となっている。

境内の案内板によると、鎌倉時代、伊豆国の人、伊東一族が流転の末にこの地に来たり、生国の伊豆山権現を迎えて祀ったという古社。

当社の「雪祭の芸能」は日本の伝統芸能の原点といわれ折口信夫は「日本の芸能を学ぶものは、一度見る必要のある祭り」と言ったといい、国の重要無形民俗文化財に指定されている。

古くは正月神事、御神事、田楽祭、おささらなどと呼ばれたが雪を豊作の予兆とみて、雪を稲穂に見立てて神前に供え豊年を願うゆえ、折口信夫によって雪祭と呼ばれるようになった。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 9:37 PM