御嶽神社里宮 (王滝口)

長野県にある、御嶽神社里宮(王滝口) を掲載しました。

長野県の王滝村にある。
中央本線の木曽福島駅から西へ22Kmほどの場所に鎮座。
木曽福島駅から19号線を南下し、木曽川と王滝川が合流するあたりで西へ。
王滝川に沿って20号線を進み256号線に入ってさらに西へ進むと、御岳湖があり王滝村役場付近で北上すると、左手に当社の大鳥居が立っている。

大鳥居の前を通過して駐車場に車を停めて参拝開始。
大鳥居から続く参道を上ると、境内入口の鳥居があり、鳥居の右手に社務所、左手には霊神社や合併神社の祠が並んでいる。

参道の石階段を少し登ると、左手に里宮大黒天。
さらに石段を登って行くと、右手に瀧の口龍神があり不動尊像が祀られている。
さらに石段を登りきると、講祖殿。
講祖殿から右手に進むと、御神水、岩戸不動尊があり、その右手が当社の社殿。
拝殿前のスペースが狭くて、拝殿全体を撮影するのは難しい。

拝殿には「御嶽神社」と書かれた扁額があり、幕には神紋「山に丸三」が染められている。

参拝は2013年の11月。
昨日、2014年9月27日、午前11時53分頃、御嶽山が噴火。
現在、山頂付近で火山灰に埋まった人達の救助作業が行われている(2014年9月28日 記す)。

当社は御嶽山(3067m)を奉拝する里宮の一つ。

御嶽山への一般的な登山口は、王滝口と黒沢口にあり、王滝口側では、王滝口頂上本社と当社里宮の二社。
黒沢口側では、御嶽山頂上剣ケ峰の頂上奥社と里社若宮、里社本社の三社を総称して御嶽神社と呼ぶ。

だが、他にも別殿や遥拝所など、御嶽山全体に多くの関係社や史跡が点在しており、王滝口登山道には一合目講社本社、二合目一心堂、三合目大又三社、
三合目半清滝、新滝、四合目十二大権現、五合目八海山神社(国狭槌尊)、
七合目三笠山神社(豊斟渟尊)田ノ原大黒天、七合目半大江権現、
八合目金剛童子、九合目中央不動尊が祀られている。

王滝口御嶽神社の由緒によると創祀は光仁天皇宝亀五年(774)。
信濃国内に悪疫が流行した際、信濃守石川朝臣望足が御嶽に登山し、
疫病除祓を祈ったのが起源。

ついで、延長三年(925)白川少将重頼登山して社殿を再建。
応保元年(1161)後白河上皇の勅使が登山参拝。

当社一合目里宮は寛正年中(1460)、文明十六年(1484)、文亀三年(1503)の再建再興の記録が残っているらしい。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 11:21 AM