久が原東部八幡神社 久が原西部八幡神社(大田区)

東京都大田区にある、久が原東部八幡神社と久が原西部八幡神社 を掲載しました。

久が原東部八幡神社
久が原西部八幡神社

東京都の大田区にある。
池上線・久が原駅の東1Kmほどの久が原二丁目に鎮座。
小学校の東。宮坂と呼ばれる坂道の途中に境内がある。

境内入口は東向き。階段を登ると鳥居があり、
鳥居の右手に「久が原東部八幡神社」と刻まれた社号標。
鳥居をくぐると、正面に社殿。
入母屋造の拝殿は、茅葺の上を銅板で覆っているらしく、
文化二年(1862)建立の大田区文化財。
拝殿の後方には流造の本殿がある。

社殿の右手は砂利の駐車スペースがあり、
神楽殿や末社の稲荷神社(宇迦之御魂命)が祀られている。

久が原には二つの八幡神社があり、当社は東の八幡さま。
正式名はともに「八幡神社」で鳥居の扁額にも「八幡神社」とあるが、
区別のため、東にある当社は久が原東部八幡神社と呼ぶ。

参拝は三月初旬の午後。
東向きの境内は、西日に向かって参道を進むことになり、
写真が逆光になって撮りにくい。

社伝によると、天平神護元年九月(765)、
豊前国宇佐八幡宮の分霊を勧請し、
武蔵の南端久が原台地の住民の鎮守として祀られたという。

その後、徳川氏が入国に際して、
久が原は東側の馬込領と西側の六郷領に二分されてしまい、
当地の八幡神社も、馬込領鎮守の八幡神社(当社)と、
六郷領鎮守の八幡神社(久が原4丁目鎮座)に別れてしまい、
祭祀も別々の氏子によって行われているようだが、
ともに明治六年村社に列した。

久が原東部八幡神社の北西300mの久が原四丁目に西の八幡さまがある。
東部八幡神社の西にある小学校から北へ向かって150mほど坂道を下る。
近くに幼稚園があるようで、迎えのお母さん達の自転車が多かった。

こちらの八幡神社も境内入口は東向き。
階段途中にある社号標には「久が原西部八幡神社」。
階段を登ると鳥居があり、鳥居をくぐった参道右手に手水舎。
参道正面に美しい朱の社殿がある。

拝殿は入母屋造銅板葺き。本殿は流造。
境内由緒石碑によると昭和五十四年に造営されたコンクリート造のようだ。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 8:49 PM