白鳥神社 (海野宿)

長野県にある、白鳥神社(海野宿) を掲載しました。

長野県東御市にある。
しなの鉄道・大屋駅と田中駅の中間。
東御市の観光地、海野宿にある。
18号線の海野宿入口から千曲川方向へ進むと
当社の社前に到着する。

海野宿は、古代の豪族海野氏の領地に
江戸幕府によって開設された北国街道の宿場町。
当時の本陣跡や明治時代の養蚕業などの建造物が並ぶ町並みが
重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。

境内は海野宿の東端にあり、
社前には道を隔てて千曲川がうねって流れ、河原になっている。
この「白鳥河原」は平家討伐のため木曽義仲が挙兵した地。
平家物語や源平盛衰記に「白鳥河原の勢揃」として記されているらしい。

鳥居をくぐると、正面に拝殿。
拝殿前には、大きな御神木のけやきが聳えている。
拝殿の後方には、流造の本殿。

境内右手には神池があり、
境内左手には、恵比須・大黒の彫刻が置かれている。

当社は、現在の自宅から近い場所にあり、
以前、早朝・夜明けの頃に参拝したのだが、
その時、海野宿の写真を撮っていなかったので、
今回、掲載にあたって追加撮影のため、平日の昼に参拝をやり直し。
早朝で閉まっていた授与所も開いていたので
御朱印もいただいてきた。

創祀年代は不詳。

治承五年(1181)木曽義仲が「白鳥河原」で挙兵したことから
平安時代にはすでに現在の地にあったものと考えられる古社。

主祭神は日本武尊。
第十二代景行天皇の第二皇子・日本武尊は、東征の帰りに
当地、海野郷にご滞在になったと伝えられ、
その後、伊勢の国でお亡くなりになり、白い鳥に化身された。
海野にもこの白い鳥が舞い降り、里人が遺徳を偲んで祠を建てて祀り、
仲哀天皇の二年、勅命により 白鳥大明神と御贈号されたという。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 6:43 PM