甲波宿禰神社 (川島) 追記

渋川市川島鎮座の甲波宿禰神社の古社地に行って来たので追記。
甲波宿禰神社(川島)


かっては吾妻川の近くに鎮座していたが、
天明三年(1783)、浅間山の噴火の際の泥流で流出してしまい、
天明五年九月十九日に、諏訪神社のあった現在地に再建されたらしい。

古社地は、現在地の北東500mほどの吾妻川の南岸。
上越新幹線の高架の東側。観音堂の近く。

『神道集』には、当社の本地は千手観音とあり、この観音堂が本地堂らしい。
畑の中に数本の石柱や「甲波宿禰大神」と刻まれた社号標が立っている。

観音堂から吾妻川よりには、浅間山噴火で流されてきたという浅間石がある。
「金島の浅間石」と呼ばれる南北10m、高さ4.4mの大石で
群馬県指定の天然記念物になっている。
こんなのが流れて来たのでは、社殿も流出するだろう。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 12:39 AM