黒野神社 (香美町)

兵庫県の 黒野神社(香美町) を掲載しました。

兵庫県の香美町村岡区にある。
山陰本線養父駅の北西32Kmほどの村岡に鎮座。
村岡は、江戸時代に山名氏が入部するまで黒野と称されていたらしい。

9号線を北西に進み、482号線へ入って200mほどの場所。
482号線に面して境内入口がある。
地図を見ると、山陰本線江原駅から神鍋高原を越えて
482号線を進んでも社前に到着するようだ。

鳥居の右脇に「縣社黒野神社」と刻まれた社号標が立ち、
鳥居扁額には、「式内 縣社」とあり
黒野神社の左右に志都美下神社、志都美上神社と刻まれている。

鳥居をくぐり参道を進む、階段を上るともう一つの鳥居。
その奥に、入母屋造の堂々とした拝殿がある。
境内の左手に社務所があり、右手には神庫。
拝殿の左右に、上へのぼる階段があり、入母屋造の本殿。

創祀年代は不詳。
式内社・黒野神社に比定されている神社。

一説には、橘諸兄公ゆかりの従三位参議黒野経秀卿が
但馬国に配流された時に創祀したとも伝えられ、
大同二年(807)、境内背後の伊津岐山山頂に鎮座し、
永享八年(1436)麓に遷座したとも伝えられている。

伊津岐山には、式内社・志都美神社二座の社殿も鎮座していたが
永享八年(1436)、当社の遷座と同時に合祀したという。
よって、伊津岐三社大明神とも呼ばれていたというが、
寛永十九年(1642)に当地に入部した山名氏が
伊津岐大明神と改称したとも伝えられている。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 5:04 PM